g@me. レビュー # セリフ編
★「ゲームにはいささか自信があるんでね」
佐久間は勝俊にプロジェクトを潰された時に、「ゲームにはいささか自信があります」と言われてましたよね。
その後、樹理を誘拐することを決めた時に、
「ゲームにはいささか自信があるんでね」と
同じセリフを言っていたのが、印象的でした。
多分、佐久間にとっては、勝俊に言われたセリフが、相当ムカついていたんだと思います。。
★「誰も好きだなんて言ってないじゃない」
樹理が佐久間にキスを迫るシーン。
ストックホルム症候群とか、恋のつり橋の例を出して一生懸命樹理に言い聞かせてるような
感じですが、それと同時に自分自身にそう言い聞かせてるような感じでしたよね。
でも
「誰も好きだなんて言ってないじゃない」
のこのセリフで、張り詰めていた糸が切れたような
感じだったんでしょうか。。
★「悪かった。。」
前半はすごく偉そうな口調の佐久間でしたが、
樹理に「狂言誘拐は1人でもできる」と言われて立場が弱くなり、
「対等だ」と認めるシーンで
「悪かった。。」(すごく小さい声)
「はい?」
「悪かった」(普通の声)
のシーンも好きでした!
★「一番好きなことに使う」
身代金の使い道として、樹理は「オーストラリアで金を掘る」と言い、
佐久間は「自分の一番好きなことに使う」
と言うわけですが、
1度目に映画を見た時は「佐久間らしい〜」とか思って、深く
考えなかったんですが、2度目に見ると、感じ方が違うシーンですよね〜〜。
だって、「自分の一番好きなことに使う」
と言って、それを樹理にあげてしまうわけなので。。
それがわかった瞬間、ゾクゾクっとしました!!
やっぱりこの映画は複数回見ないとダメですね。(笑)
★「またいつか出会えばいい」 → 「はじめまして、葛城千春さん」
「はじめまして、葛城千春さん」
というセリフを最初に聞いた時には、
「うわ、佐久間怒ってるよ〜〜。すっごい嫌味!!」と思ったのですが、
2度目を見て感じ方が変わりました。
そういえば、佐久間が樹理と分かれる時に、「もう会えない」という樹理に
対して、「またいつか出会えばいい」と言ってましたよね。
なので、「樹理=千春」だとわかった時に、佐久間は
「2人でシドニーに行く」というところまでの、全てのシナリオを作ったのでは?
だから、千春と判明した樹理に会った時に、「はじめまして、葛城千春さん」と
言ったのは、千春が自分に嘘を付いたことへの嫌味だけではなく、
千春との「新たな出会い」という風に演出して、「出会いをやり直したい」
という気持ちがあったのでは?なんて思いました。。
もちろん、嫌味も少しはあったと思いますが。(笑)
★「さよなら、樹理」
佐久間が樹理を名前で呼んだのは、最後だけですよね?
「さよなら、樹理」って、、目隠しをされるその時だけ!!(>_<)
このシーンって、本当に「もう会えないーーーーーーー!!」って
いうのをすごく感じるところなんですよね〜〜。
樹理に感情移入しまくって、泣きたくなりました。
この映画で泣きたくなったりするとは、予想してませんでした。。
でも実際「樹理」とはこれ以来会うことはなかったので、「さよなら」で間違ってませんよね。
ちなみに樹理が佐久間を呼ぶ時は、原作では「あなた」でしたが、
映画では最初から最後まで「佐久間」でしたね。(笑)
女性が男性のことを名字で呼び捨てにするのは、なんかちょっと生意気な
感じがするので、今回の樹理には合っていたのかもしれません。
★「君が裏切ったらどうする」
最後「本当のことを言う」という樹理に対して佐久間が言うセリフ。
この時、佐久間たちは909号室にいるわけがないので、警察や勝俊が
その部屋に来るはずがないことは佐久間は十分わかってるんですよね。(笑)
なので、このセリフは、佐久間の本心ではなく、樹理に対してわざと悪人っぽく
「俺は君のことは信用してないんだよ」という意味のことを観客にも伝えて、
まだまだ気を抜かせないようにするためのセリフかな〜なんて思いました。
★「だから遅れるってメールしただろ」
このセリフ、一番好きでした〜〜。
最初は「遅れると行って、すっぽかす」という復讐なのかな?とも思ったのですが、
本当にシドニーに行くつもりだとわかって、ここでもゾクっとしました。
でもそういえば「遅れるけど必ず行く」
とまでメールには書かれていましたよね。
でもシドニーでどうやって落ち合うつもりだったのかは、とっても疑問ですが。(笑)
いや、、ちょっと待った。。
今って、AU の携帯だと、海外でも使えるのか〜〜〜〜〜。
オーストラリアで、、シドニーも範囲に入ってました。(←今調べた)
うーーーん。。深い!!
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