g@me. レビュー # 原作との比較
★佐久間の心理描写
狂言誘拐をすることが決まるまでも、意外と早かった気がします。
まず、佐久間が葛城家の前にいるのも「あれ?もう?」と思ってしまって、
なぜ葛城家の前にいたのか?の理由がイマイチわからない気がしました。
樹理に接近したのがちょっと強引に思えてしまったのがもったいなかったかな。。
この部分はもうちょっと状況説明 or 佐久間の心理描写が欲しかった気がします。
(ってなんか偉そうですみません。。)
★「樹理」って書いて。。
脅迫メールに「樹理って、しっかり名前を書いて!」
とこだわるシーンがなかったのですが、これは伏線を強調する意味で、
あった方が良かったような気もしました。
★千春。。?
原作は佐久間に成り切って見れたので、最後も「え?彼女が千春なの?」
っていうのも、佐久間と同時に気づけたりするので、そういう部分が面白かったんですが、
映画の方は佐久間が「どの段階で気づいたのか?」という部分がないので、
なんか置いていかれたような気になるんですよね〜〜。これがかなりもったいない!!
ここはちょっと端折りすぎだった気がして、ちょっと残念。
最後、ニュースを見て、樹理が別人だと知った後、佐久間がゆきちゃんの家に行くシーンは
あっても良かった気がしました。
それとも、原作を読んでない人には意外性があって、良かったんでしょうか?
それから、ラブホテルでの細工については、勝俊に褒めて欲しかったかも。。
★携帯準備
携帯から足が付かないようにするために、飛ばしの携帯を用意する部分。
映画だけを観ていたら「携帯から足が付くのでは?」と
思いそうな気がしたのですが、、でも大量に用意していたから、そうは思わないんでしょうか。。?
★身代金受け渡し
逆に、1度目の身代金受け渡しをわざとキャンセルする部分は、
「これは映像化するには冗長過ぎる?」と思っていたので、
1度で成功したのは、とっても良かったと思います。
でも警察の車がいるのを見たときはさすがにドキドキしました。。
と言っても、原作を知っていたわけなので
「身代金が無事に受け取れなかったらどうしよう。。」という意味ではなく、
「佐久間が取引をやめる!」って言い出したらどうしよう。。
という意味のドキドキでしたが。(^^;
でも、佐久間が望遠鏡の上に左手を乗せてるわけですけど、
落ち着かない感じで、指を動かしているのが、なんか良かったです。
★江角マキコみたいな。。
犯人グループの中に女性が居たことにしよう。。という話でしたが、
原作にあった「江角マキコみたいな。。」というのが映画でどういう風に
使われるのかと思って、結構期待していたのですが、
その部分がなかったのがちょっと残念でした。
★結論
結構省略されている部分があったので、原作を読んでから映画を観た方が理解しやすい部分も
あったんじゃないかと思いました。なので、
まっさらな状態で映画を1度見る
↓
原作を読む
↓
映画2度目を見る
だと、完璧に楽しめる気がします。
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