舞台
「ふるあめりかに袖はぬらさじ」
★ 2003年11月 大阪松竹座、12月 新橋演舞場
作:有吉佐和子、演出:坂東玉三郎
共演者
お園:藤山直美、亀遊:牧瀬里穂、岩亀楼主人:小島秀哉、イリウス:団時朗
舞台「ふるあめりかに袖はぬらさじ」を観てきました。
雄基さんは、藤吉(とうきち)という通訳の役でした。
藤吉は、病を患っている亀遊と惹かれあう関係に。。
とは言え、藤吉には「アメリカに行って医者になる」ということの方が大事で、
亀遊 -> 藤吉 の気持ちの方が強いような感じでしたが。。
雄基さんの「通訳」の役はとっても良かったと思います!!
任務として通訳したものの、自分の気持ちで慌てて訂正したりする場面が好きでした。
今までの舞台の役の中でもかなり好きかもしれません。。
英語が多いと聞いていたので、英語の苦手な私はどうしよう。。と
思ったのですが、よく考えたら「通訳」して頂けるわけなので、「だいたいは」わかるんですよね。(笑)
とは言え、自分の気持ちと異なるために、わざと訳さない部分もありましたが、
舞台だからか、ゆっくり、しっかり発音されていたので、だいたいは理解できたので良かったです。(^^;
でも亀遊はてっきり病気で死ぬのかと思っていたら、自殺だったことに驚きました。。
そして生前、藤吉に自分のことを「ちえ」と呼んで欲しいと言っていたのですが、
その願いを結局聞いてあげられなかったのは残念でした〜〜。
亀遊の死後に、藤吉の「ちえは。。」発言があったので、やりとりはあったんでしょうけど、
そういう風に呼ぶシーンが実際にはなかったですよね。
そして、雄基さんが藤山さんと小島さんのやりとりを無言で聞いていなければいけないのは
かなり辛かったはず。。台本通りのやりとりであれば、ある程度「心の準備」が
できると思うのですが、なんといってもアドリブも多いようなので。。(笑)
でも、ほんとこの2人のやりとりは面白かったです!
個人的には、「親の顔が見てみたい」「その必要はありません。同じ顔ですから。。」
のやりとりが一番ツボでした。
雄基さんはかなり堪えていらっしゃるんだろうな〜と思うと、
申し訳ない気もしましたが、大爆笑させて頂きました。(笑)
間の取り方、セリフの強弱、喋り方などなど。。で、面白さに随分と違いが
出るものなんだな〜と藤山さんを見て思いました。
パンフレットは大阪の時とは違うようでした。
中を見ると、舞台風景の写真が多かったので、大阪公演中に撮影されたのかな?なんて
思いました。両方購入した友達によると、厚みも増えたし、金額も 200 円上がっていたよ
うです。
#UP が遅く、しかも短いレポですみません。。_o_
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