ファミリー探検隊


#「ファミリー劇場」を見られない方でも楽しめるように、スクリプトを書きました。
  No.2、No.3 まで書く保証はありませんが。。(^^;



2001.4  ファミリー探検隊 ゲスト No.1

司会進行:宮内亜弥子、きだつよし 


「風はひとり〜で〜ふいて〜いる〜♪」(スクール・ウォーズ)と歌ったり、
「砂を噛むような毎日だぜ」(不良少女と呼ばれて)など、きだつよし が
雄基さんの役の物真似をしている。それに対して。。


雄基さん(以下、雄):(不良口調で)きだくん!成りきるには10年早いぜ。。。
                     はずかし〜っ。。

宮内(以下、宮):ファミリー探検隊4月号。
                 ゲストは私もずーっと熱望していたこの方です。

きだ(以下、き):80年代に旋風を巻き起こした大映ドラマのプリンスの登場です。

雄:松村雄基です。

宮、き:よろしくお願いします。

雄:よろしくお願いします。

宮:ちょうどですね、私がドラマが面白いなと思いはじめたころの作品ほとんどに
    松村さんが出ているという印象が強いんですけど。

雄:いくつくらいですか?

宮:小学校から中学校にかけて(笑)。デビューはどれくらい前になりますか?

雄:デビューはね、1980年だから21年ですね。

宮:当時おいくつ?

雄:17

宮:若い〜

雄:今年38

宮:見えない〜

き:でも、全然変わられないですよね。

雄:それは嬉しいような悲しいようなだよね。普通変化してって、
  「大人っぽくなったねー」とか、「大人の色気が出てきたよね」とか
  言われるのはいいんだけど、変わんないよねーって、それ、
  喧嘩売ってるってこと?

き:いや、そんなことないです。


        ここで「生徒諸君!」の映像


宮:ちなみにあの、デビュー作は「生徒諸君!」ですよね。
  やっぱり初めはすごい緊張しました?


        ここで BGM に「Dance & Dance」が流れる
        #雄基さんの曲がテレビから聞こえるなんて、滅多にないことです。(^^;


雄:やっぱり人並みに緊張はしたし、いいとこ見せようとは思ったし、
  ドキドキしたのは覚えてますね。

き:でも、初登場の回を見ると、全然緊張してるってよりは、堂々と
  「なにもんじゃい!」「何様じゃい!」って感じで、もう。。

雄:いまだに忘れない。一番最初の収録の日の初めてのカットが、「笑う」
  のだったの。客席、、じゃない教室の一番後ろに陣どって「ハハハハ」
  って、笑うっていうの。笑うって、、おかしくもないのに何で笑うんだ
  よ!ってその程度の認識しかない学生の延長でしたからね。


        「生徒諸君!」の笑うシーンが映る


宮:不思議な大阪弁が出てきましたよね。

雄:(笑)まことに申し訳ございません。大阪の皆様。本当に。
  現場で今でこそ、方言指導とか、大阪弁とかいろいろなところの言葉を
  指導してくれる方がいるんですけど。。


        ここで BGM に「気になる HEY GIRL」が流れる


雄:当時はいなくて、事務所の知り合いを。。大阪のおっちゃんに。

き:普通の?

雄:普通のおっちゃん。セリフあんまり呼んだことない人が俺に教えてくれてたの。
  イントネーション曲がりなりにも。雰囲気はそのおっさんのまんま。

き:おっちゃんの大阪弁が、まんま。。

雄:まんま。でもやってるのは中学生。

宮:納得。どうりで「〜でっしゃろ」とか。

  (笑)

宮:「わい」とか言ってますよ。

雄:でもあれはね、脚本の先生に言ってよ。

宮:そうなんですか。


        「でっしゃろ」「わい」の映像


宮:後の不良役に比べるとかわいいですよね。

雄:かわいいよ〜〜。


        BGM 「Night Game」


宮:役作りとか具体的に?

雄:人を信じて、信じた奴のためなら、自分のある程度、命をね、いとわない
  というような、そういう思いを持ってる青年だっていうのをどっかに持って。
  理想だよね。俺もこういう友達がいたらいいなっていうイメージを頭に
  描いてやっていたかもしれません。

き:不良だったんですか?

宮:聞いちゃいますか?

雄:ストレートだね。。普通の人だったでしょうね。学生時代ね。
  徒党を組むことは苦手だったから、ひとりではいつもいた。
  授業抜け出したことはあったかな。。

き:ちょっと不良ですね、やっぱり。

雄:生徒会長やっていながらも、廊下に立たされたことがあったかな〜?(考える)
  でもね〜、俗に言う、鉄パイプ持って ガーーーッ! っていう襲撃しに
  行くようなことはしたことはなかったですね。

き:喧嘩のシーンがあるじゃないですか。グランドにずーっと。。
  今、後の不良の役に比べたらかわいいもんだといってたんですけど、
  後の不良のシーンよりもすごい喧嘩のシーンじゃないですか?あっちの方が。

雄:触れてほしくなかった。

宮:チビと闘うところですよね。

き:本当の喧嘩はこんな感じだなと思いましたよ。

雄:これ言い訳なんですけど、うちはおばあちゃんのしつけが厳しくて、
  座る時は、膝をきゅきゅっとあげて、座るって、ズボンをね。
  殴られてバーンって座り込む時に、無意識のうちに、きゅきゅって上げて、
  座ってるのを、そのままオンエアになっちゃってね。

き:見る人は是非、そのシーンを必ず見てください。

雄:いやいやいや。。


        「ズボンをきゅきゅっと上げるシーン」


宮:「あいつと私」という2時間ドラマなんですけど。

き:中山美穂ちゃんと。

雄:はいはいはいはい。

宮:共演されてますね〜。覚えてますか?

雄:覚えてます。よく覚えてます。

宮:何か収録中のエピソード?


        BGM 「少女のままで」


雄:24時間撮影しっぱなしってのがあった。

宮:えーー。

雄:24時間撮影しっぱなし。今から考えるとスタッフのがどんなにか大変
  だったけども、俺たちも一睡もほとんどしなかったな。1列になって
  坂道からこう、上がってくるシーンがあったと思うのね。

宮:みんなで手つないで。

雄:手つないで。スタッフ側がすごいそういう風に配慮してくれたんだよね。
  俺たちが気持ちを持っていきやすいように。いろんな仲間の誤解があったり、
  何かしたあとに、またみんなで、「よし、頑張って行こう!」っていう。

き:若い時だからできるってこともありますよね。あの演技力をベースにして、
  今のままを出す。それがいいっていう瞬間ってありますよね。

雄:特に僕らがやってた学園ものとか、青春ものって、皆に言われるような
  やつは、それが見たいんでしょ。

き:あ〜、そうですね。

雄:いろんなシチュエーションとか設定とか、不良だとかってあるけれども、
  何が見たいっていったら、若い時のはつらつとしたエネルギーとか、
  爆発力とか、そういうのを画面を通して皆が見たいんだと思うね。


        「あいつと私」の映像


No.1 はここまで。No.2 へ続く。


#以前から思っていたのですが、宮内さんって、たぶんかなりの雄基さんファンでしょうね〜。