映画「ぼくの選択」
2001年2月25日(日)神田パンセホール にて。


25日は、立ち見は嫌だな〜と思い、約1時間前に会場に行きました。 が、開場は30分前で、それまでは、特に並ぶわけでもなく、 イスに座っていました。 立ち見?と心配する必要は全くなく、席はかなり余っていました。 初回を見たため、舞台挨拶も見ることができました。 といっても、監督さんや類家大地くんら4人で、雄基さんは いらっしゃいませんでした。

舞台挨拶の時にスクリーンが正方形に見えており、はじまったら 両端は開くのかと思っていたのですが、そのままでした。 そういうわけで、かなり小さいスクリーンでした。

終わった後に、自主映画に興味のある方は、住所と名前を書くと 台本がもらえると言われたので、名前を書いてきました。 皆さんも行かれる際には、注意しておくと良いと思います。 雄基さんの写真などはありませんが、台本をもらえたのは、 嬉しいです。パンフレットなどはありませんでした。

内容は、はっきりいって、あんまり期待していなかったので(失礼。。) 予想以上に良かったです。 雄基さんが、大地くんに説明するシーンや、奥さんを説得するシーンなどで うるっ ときてしまいました。 雄基さんが話すセリフってどうしてこんなに説得力があるんだろう〜と 思いながら。。

雄基さんは本当に「良いお父さん」でした。 夜、子供が咳込めば、すぐに面倒を見に行ったり、 本当は子供のために会社をやめたのに、わざと「会社をクビになった」 と嘘までついて、沖縄に引っ越したり、東京ではスーツを着て会社に 行っていたのに、沖縄では市場のようなところで働いたり。。 そして、もちろんちっとも苦だとは思っていないし。

沖縄に来てすぐの頃は、学校の友達がやっている野球が、リトルリーグとは あまりにもかけ離れたもので、とても一緒にやりたいとは思わない大地でしたが、 雄基さんの協力もあり、だんだんと一緒にやるようになり、最後は硬式で試合 ができるように手配してくれて。。雄基さんは本当にいいお父さんでした。

大地が両親に嘘をついて、ノグチゲラを探しに森にでかけたシーンは 意外とあっけない終わり方でしたね。私はもうちょっと、夜になって 親たちが子供たちを探しに来て、ぐったりしている大地を雄基さんが 抱きかかえて病院へ駆け込む。。というような展開を予想していたのですが、 思いっきり外れました。(^^; でも、ちゃんとノグチゲラを見つけられて、大地も「(病気に)負けない!」 と言えただけでいいのかもしれません。

それまでの大地は、喘息の病気のことを認めず、薬を飲むのも嫌がり、でも 野球はやりたいというわがままな子だったのですが、最終的には、 好きな野球をやるために、自分から薬を飲んだり、ぜんそく日記をつけたり するようになりましたね。

タイトルにもある「ぼくの選択」とは、「喘息という病気を認め、その上で できる限りのことをして、大好きな野球も続けることに決めた」という ことだったのですね。

大地がここまで成長できたのは、すべて雄基さんのおかげです! (^^)

でも、ラストをもうちょっと工夫して欲しかったな〜。。 ちょっと物足りない気がしました。でも全体的にはなかなか 良かったのではないでしょうか?

私は見る前は、この映画は学校などの教材用に作られた「教育映画」だと 思っていました。ですが、教育用だけに使うのは惜しいかな。。

そういえば、、エンディングの字幕を見ていたら松井さんの名前があったのですが、 映画中は出演されていることを、す〜〜っかり忘れていたので、全然 気づきませんでした。(^^; 球審の役だったんですよね? みなさんちゃんと気づかれたのでしょうか?