積み木くずし真相

2005年9月2日、3日放送

http://www.fujitv.co.jp/tsumiki/

杉原憲一 役
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ストーリーテラー的存在と聞いていましたが、 思ったより、この杉原役、良かったです!!
なんていうか、、こういうちょっと怒った役というか、 強気な役って意外に合うんですね。
なかなか「役者的に」良いんじゃないかと思いました~。 途中、直人さんが出ているということを忘れるくらい
見入ってしまって、たまに出てくると「あ。」って 思い出したりもして。ナレーションもとっても良かったと思います!
これを機会に、今までとは違った仕事のオファーが来るのでは?(笑)

昔やっていた「積み木くずし」のドラマは衝撃を受けながらも 見ていました。
でも非行に走った原因は「いじめ」だと思ってましたが、違ったんですね。
やたらと「息抜きしたいから外出します」のシーンが回想で出てくると思ったら。。
レイプされた日の出来事だったからなんですね。
もしその日に母親が家に居たら、朋美も泣きながら全てを 打ち明けた。。という展開もあったんでしょうか?
そうしたらここまでの悲劇にはならなかったのかも? でも、そういうのってタイミングがあると思うし、
その日を逃したら「絶対言わない」って風に 思ってしまっても無理はないかも。。

ところどころ、昔の「積み木くずし」を思い出しながら、
今回のドラマでは描かれていない部分も補って見てしまいました。

それにしても朋美が更生してから、両親があそこまで 変わってしまったことにはびっくりでした。
それに実名で本を出されてしまったら、朋美としては 忘れたい過去なのに、辛いですよね~。
「積み木くずしの子」って言われ続けてしまうのは とっても気の毒でした。。
でもそんな中、事情を全部わかった上で、雇ってくれた 人がいたのは本当に良かったですよね~。
立ち直ってからはとっても良い子なのに、レッテルだけで 色眼鏡で見られてただけなんですよね。。
そう思うと余計に気の毒です。朋美のお葬式にあんなにたくさんの 友人たちが来てくれていたのが
良い証拠ですよね。 このシーンはとっても良かったなぁ。。

あと、自分にレッテルを貼ったのは父親だっていうのに、 朋美は父親が大好きで、
何かと父親の心配をしていたというのがなんとも言えないですね~。
今考えると「200日戦争」だった日こそが、本当の親子だった 日なのかもしれませんね。

「積み木くずし」は読んでも、その後の本まで読んだ人って 意外と少なかったのかもしれないな~
なんて思ったりしました。ちなみに私もその1人ですが。

昔ドラマを見た時は「衝撃」の一言しかありませんでしたが、 今回のドラマは一部涙が出るシーンもありました。
あまり期待しないで見たので、ちょっと意外でしたが、 「その後」を知ることが出来て良かった気がします。