2006年08月31日
メッセージ
2006.8.28 放送
SHISEIDO PRESENTS テレビCMの日スペシャル
「メッセージ~伝説のCMディレクター・杉山登志 魂で撮った、一瞬の美~」
キャスト
杉山登志:藤木直人
松本佐和:内山里名
杉山伝命(現在):藤竜也
杉山伝命(青年期):平岡祐太
伊藤真記:香里奈
直人さん出演ドラマで、こんなに入り込んで見たのは久しぶりでした。(笑)
時代は3世代を行ったり来たりしていましたが、それも違和感を感じることなく、
自然に見ることができました。
直人さんは「天才を演じるプレッシャーが~」とか言ってましたが、
そんなこともなんのその!って感じで、役に成りきっていたと思います。^^
カメラを構えていても、房ちゃんや、安曇さんとは全然別人でしたし。
監督が g@me. でご一緒だった井坂監督だったことも大きいんでしょうか?
俳優藤木直人としては、この役はかなり上位に入る気がします!
カッコイイ人とか優しい人じゃなくて、今回の登志のように、
(才能がありすぎて)扱いにくそうな人(失礼!)を演じられることがわかると、
オファーの幅が広がるような気がします。
それにしても死ぬ役多いですよね。(^^;
個人的には、杉山さんのことは全然知らなかったんですが、
志を登る、命を伝える、って、兄弟の名前も凄いです。
兄弟で一緒に仕事をするようになって「これからは他人だ」みたいに
言われていたからって、伝命が登志のことを「杉さん」って呼ぶのは
ちょっと不思議でした。自分だって同じ苗字なんだし!(笑)
それにしても「嘘を付いてもバレる」が口癖で、いつも「本物だけを伝える」という
姿勢は凄いですよね。絵描き志望から、CM製作へ変わった理由も納得でした。
赤い口紅を見ただけで「タンゴ」が浮かんだりするところなんかは、
まさに天才的ですよね~。
伝命が佐和の依頼を受けたのは「嘘のないCMを作りたい」という熱意と、
小さい頃から落書きのように絵を描いていた。。というのを聞いて、
佐和の中に登志を見たからですよね?
それなのに「湯気はCGで~」とか言っちゃぁ、いけません。。(-_-;
佐和も伝命に言われたことが図星過ぎて、逆切れしてるし!!
でも兄弟でたこ焼きを食べているのを見た時に伝命の目が変わったシーンは
「回せ、伝命!」っていう登志の声が聞こえた瞬間にウルッと来ちゃいました。
直人さんの声(セリフ)だけで涙が出たのは初めてかもしれません。。
でもそれにかぶった内山理名ちゃんの声はちょっとイマイチだったかも。(^^;
奥さんも言ってましたが、彼は1人の方が良いんじゃないかな?
という印象を受けたので、登志が結婚していたというのはとっても意外でした。
と言っても、結婚届けも離婚届も勝手に書かれてたようですが。(笑)
でも離婚する時の「3年経ったらまた会おうか。。」のセリフですが、
あの時すでに70年でしたよね?その時から3年後には死ぬことを決めてたって
ことなんでしょうか?ああいう性格の登志が無意味に会おうとするのは不思議なので、
会おう=お葬式でってことしか考えられなくて、寒気がしました。(>_<)
「なぜそんなに急ぐんですか?」とも聞かれてましたが、
自分はその時すでに死を意識していたからってことなんでしょうか?
「お前に任せた。頼んだぞ、伝命。」の言葉には、あの時の
撮影だけじゃなくて、今後全てのことを含んでいたわけですよね。
最後、撮影スタジオで、伝命を見上げながら、ふっと笑みを浮かべる
シーンはなかなか良かったですね~。
ああいう時の笑い方(演技)って、難しそうな気がします。
あとは、登志がなぜ死を意識するようになったのか?の理由がもうちょっと
わかりやすかったら良かったな~と思うので、それがちょっと残念でした。
そうそう。。佐和の上司の松岡さんって、登志と一緒に働いていた
あの松岡さんだったんですね。改めて登場人物を見て平泉さんのところに
(現在)と書いてあるのを見て気づきました。(^^;
全然関係ないんですが、弟役の平岡くんが、時々カッシーに見えて、
「宿命」での配役理由がわかった気がしました。(笑)
あと、「いいのいいの~?」を連発の石黒さんは浅井義雄さん(@不信のとき)
かと思いました~。(笑)
あの役とかぶり過ぎて、浅井にしか見えなかったのは私だけ?(^^;
しっかし直人さんの顔は本当に黒かったですね~。ついつい顔の黒さに
目が行って、衣装とかの印象が全くありません。。(笑)
もう1回見る時に他のところまでチェックしようと思います。(^^;
直人さんの「画的に」好きだったのは、「自分がここまで
やってこれたのは、伝命のおかげ。。」と語っている回想シーンでした。(^^)
ついつい習慣で、CMは飛ばして見てしまいましたが、
このドラマは現代のCMまで含めて見るべきだったんでしょうか?(^^;
賛否両論あったようですが、個人的には期待以上で満足でした。
投稿者 yumi : 2006年08月31日 21:24
コメント
このドラマの話を聞いて関連書を図書館で借りて読んだので、自分なりの杉山さん像を持ったり実際の写真もたくさん見て、「なぜこの役が直人さんに?」とちょっと思ったりもしたのですが、本当に見事に杉山登志さんになりきっていて感動しました!
特にゆみさんもおっしゃっている「最後、撮影スタジオで、伝命を見上げながら、ふっと笑みを浮かべるシーン」など、終盤の凄みすら感じる表情にはぞくぞくしました~
>オファーの幅が広がるような気がします。
大いに期待ですね~!
「カッコイイ人とかやさしい人じゃない」こういう役もちゃんとこなせて、しかも、いかにもその役に合いそうな役者さんがやるのとひと味違った、藤木直人ならではの役作りができていると思いました!(ほめすぎ?(笑))
「現代の部分は不要」との意見もあったようですが、それではあまりに重いというか、世の中が大きく変わった今も登志さんの志を受け継ごうという夢を持っている若い人が登場してこそ救われると思いました。
ただ、バランス的にちょっと現代が多すぎた気はしますが。
>それなのに「湯気はCGで~」とか言っちゃぁ、いけません。。(-_-;
佐和も伝命に言われたことが図星過ぎて、逆切れしてるし!!
理想と現実の板ばさみでもっと悩んでもらわないと(笑)、そんなころっと変わってどうすんの~~ってがっくりしますよね~
最後の平泉さんのしゃべりもいらなかったような・・・
ああいう解釈もあるでしょうが、なんか押し付けのような気がしてちょっとうざい(笑)
>あとは、登志がなぜ死を意識するようになったのか?の理由がもうちょっとわかりやすかったら良かったな~と思うので、それがちょっと残念でした。
本当にその点が惜しいですよね~~
本当の理由はご本人しか知る由もなく、登志さんを知る方達の考え方も様々なようなので難しかったのかもしれませんが、視聴者が自分なりに感じ取れる材料になる場面をもっと入れてほしかったです。
子供時代を含めて兄弟のシーンもとてもよかったです。
確かに平岡君カッシーに似てますね。
二人とも直人さんと似てるってわけでもないと思うのですが、ドラマの中ではちゃんと違和感なく兄弟に見えるのが配役の妙でしょうか?
>しっかし直人さんの顔は本当に黒かったですね~。ついつい顔の黒さに
目が行って、衣装とかの印象が全くありません。。(笑)
確かにはんぱじゃなく黒かったですね(笑)
でも前日に本人からいかに黒いかを聞いていたので(爆)それほどは感じませんでした。
衣装は当時を懐かしく思い出すとともに、すごく似合ってるのにびっくりしました~(笑)
>このドラマは現代のCMまで含めて見るべきだったんでしょうか?(^^;
現代のCMにも久々にじ~んとくるようなすごく素敵なのがありましたよ!
これは入れてほしくないな~というのも混じってましたけど(汗)
ぜひチェックしてみてくださいね。
投稿者 ★ちびちび★ : 2006年09月02日 10:27
★ちびちび★さんは先に原作を読まれたんですね~。
私もドラマを見たら、杉山さんにかなり興味が出てきました!
最初は私も「難しい役が来たな~」と思い、心配していたんですが、
見事に成りきっていて驚かされましたよね。
このドラマに関しては、褒めすぎても良いと思います。(^^)
「当時の人」としても、違和感なかったですよね。(笑)
「現代」が不要だとは思いませんでしたが、割合はもうちょっと
少なくても良かったですよね。
最後の平泉さんと、伝命さんの会話部分とかは。。(^^;
あの部分は、説得力がなくて、流し見をしてしまいました。
平岡さんはカッシーに似てますよね!!同意して頂けて嬉しいです。(^^)
CM はやっぱり見るべきなんですね?見直す時にはチェックしてみます!
投稿者 yumi : 2006年09月03日 16:10
反応が遅くてすみませんが
遅ればせながら参加させていただきます(笑)
昨日の読売新聞ドラマ投書欄に
‘食い入るように見たメッセージ’
みたいな表現のお褒めの投書がありました(^―^)
いつもCMは飛ばして(今は当たり前ですよね^。^;)
ドラマを見る私ですが
このドラマは現代のCMもちゃんと見ました。
‘失恋したての女の子’のCMが秀逸でした~☆
歌詞が素晴らしかったです!
このCMを見ただけでも登志の志し(スピリッツ)は受け継がれているのではないか?!と思わせます。
元々資生堂のCMは好きなんですけど(^―^)
・・・で肝心の昔の登志のCMはというと
お見事!ですよね☆
ほぼリアルタイムで見ていた(爆)私には
懐かしくもあったんですが(笑)
CMに‘空気’を感じました。
やはり才能に満ち溢れた方ですね杉山さんは。
だからこそ
私は登志の‘死’は十分理解出来ました。
(勿論自殺はよくないことですが)
純粋過ぎる故にああいう状況の中では生きられない人なんでしょう・・・。残念ですが。
私も平泉さんと伝命さんのラスト部分は要らなかったように感じました。
話は逸れますが・・・
(今日の書き込みは脱線が多いです^。^;)
@ゲド戦記の失敗(一部で囁かれている^。^;)は
‘語らせ過ぎ’だそうです(^。^;)
最後のスタジオでの伝命を見上げる登志(藤木くん)の‘目’はさすが!
井坂監督も彼の‘目’にはg@me.で経験済みですからね(^―^)
投稿者 フジッコ煮 : 2006年09月06日 18:16
>フジッコ煮さん
私は時間がなくて飛ばしてしまったのですが、
現代のCMでも良さそうなのがあるんですね!?
今の世の中、多少妥協ができないと生きていけないのかも
しれないですね。。(そういうのは、本当は良くないと思いますが。。)
ゲド戦記については全然わからないんですが、「語らせ過ぎ」」については、
他のドラマ(作品名は覚えてませんが(^^;)とかで感じたことがあります。
視聴者があれこれ想像したり、読み取ることも楽しみのうちなので、
うるさく感じてしまうのはありますよね。「言われなくてもわかってる!」というのも。。
そういう意味ではやっぱりラストの伝命&松岡のシーンはない方が良かったですよね。(^^;
今回は井坂さんが監督だったことも、良かった気がしますよね!
投稿者 yumi : 2006年09月07日 21:21