高校教師


キャスト

羽村 隆夫 :真田 広之相沢 直子:持田 真樹
二宮 繭:桜井 幸子二宮 耕介 :峰岸 徹
新庄 徹 :赤井 英和三沢 千秋:渡辺 典子
藤村 知樹:京本 政樹 樋口 尚樹:黒田 アーサー


1993年の本放送は欠かさず見ていましたが、半分くらい覚えていますが、 半分くらいは忘れてしまってました。今回再放送があったので、「最初から見る気分」で 書いてみたいと思います。


最終話 永遠の眠りの中で

羽村が耕介を刺すのを見て、繭はどう思ったんだろう。。 でも、耕介が「このまま誰にも気づかれないように家に連れて帰って くれ」っていうとは意外でした。

そして羽村を庇うために部屋に火を付けて自殺のように 見せかけようとするなんて、こういう優しさがあるなら、 2人の関係を認めてあげれば良かったのに〜〜。 そして、父親が死んで娘が事情聴取なんて、むごい気がします。 でもタクシー運転手が気づいたからか、羽村と繭は 追われることになってしまいましたが。。

でも羽村の性格上、今にも自首しそうな勢いでしたが、 そうなると繭は本当に1人ぼっちになってしまいますよね。 そうなったら自分の過去を暴露するくらい、繭にとっては 平気なことなのかもしれませんね。。

翌日2人で田舎へ行こうと 赤い糸をつないでまで約束したのに、 羽村は繭を守ろうとして、 1人で田舎に帰ることを決めたわけですが、 こういうのは本当の意味での「守る」ことにならないよ〜〜。 繭と出会ったことを「後悔してない」って言ってくれたのは 良かったのに。。

最後、同じ電車に乗って、羽村を見つけたら 私だったらまず怒ると思うんですよね。 でもそういうやりとりがなく、「来るのが自然」だったように 「2人の関係」になっていくのが、良いところなのかなぁ。。

新庄の方も息子と一緒に暮らせるようになって めでたしめでたしですね〜。 最後、直子と。。という展開になるかと思いましたが、 今後も直子が押しかけていくという関係は続きそうなので、 時間の問題かな。。?

羽村と繭の最後のシーンですが、「死んだ」説と「寝てるだけ」説が あるようですが、「死ぬ勇気はない」と羽村が言っていたし、 あの場に死ねるような材料がなかった(毒とか)ですよね。。

ただ、「永遠の眠りの中で」というサブタイトルだから、 混乱する部分もあるのですが、 死んでしまったとなると、今までのナレーションは いつ言ったものなのかがやっぱり不明なので、やっぱり 私は「寝てるだけ」派です。

確かに、あの「赤い糸」をつないで寝てるっていうのがいかにも 死んだような雰囲気があるのですが、前日、寝る前に「起こしてね」っていう 約束をして赤い糸をつないで寝てましたよね。その時の約束が守られなかったから 「今度こそ起こしてね」の意味で、「1人でどこかへ行かないように」ということで、 あの糸をつないだっていう解釈はいかがでしょう?

でもこの真相は、次回の高校教師で明かされるかもしれないな〜なんて思ってます。 明かされなければ、私としては「寝てるだけ」ということで、羽村の田舎の新潟で、 2人で共働きしながら、ひっそりと生きているという風に、 まとめておきたいと思います。

全体的には、桜井さんの演じる繭がかわいかったし、 真田さんの演じる羽村先生の不器用で素直なところが とっても良かったな〜と思います。繭の演じ方が ちょっと間違えると、「わがままな子」になってしまいそうな ところなので、そうなるとドラマの印象が、 かなり変わったような気がします。

それから新庄先生親子の存在もすごく良かったと思います。 ほのぼのできる感じですし、直子が立ち直っていく様子も 理解できる気がしました。欲を言えば、持田真樹の演技が もうちょっと。。(以下、略(笑))

でもとにかくとっても良かったです。 10年経った今見ても、すごい作品だな〜って思います。 1月からのドラマもすごく楽しみです!!



10話 ぼくたちの失敗

羽村は繭に「教師をやめればきちんと君に向かい合える」 ってようやく言えましたね〜。そしてそれを聞いて 「私がバカだったね」って素直に言えるところがかわいい!! それと、今回は電車の扉越しのキスがかわいかったな〜。

でも羽村のアパートに父親がしょっちゅう電話してきて 「開けろー!」とか玄関を叩いたら、めちゃめちゃ怖い!! 怒鳴ったり、すがるような言い方をしてみたり 「先生も家で一緒に住みませんか?」まで 言っちゃうところがすごい。。こうまで言われちゃうと ちょっと哀れにも思うのですが。。

新庄を告訴しようとしていた藤村も 直子の「女の子はちゃんと好きになるよ」 の言葉で、告訴を取り下げてくれたのかなぁ。。 でも学校は辞めることになったけど、事情を知らない 生徒に冷たい目で見られるのはやっぱり可哀相。

羽村は素直で良いのですが、思ったこと口にしちゃうところが 繭にはちょっと傷付くかもしれないですね〜。 「教師としては受け止められるけど、 男としては拒絶してしまう。嫉妬かも。」って言うのも とってもわかるのですが。。 そして、新庄の言うことは説得力があるような気がします。 羽村はきっとずっとそういう風に悩んでるような気がするし、 繭もそれを感じてしまうんじゃないかって。。 でも新庄の言った通りに、繭は家に帰ってしまって。。 繭が直子に言った「私さ、友達は直だけだったよ」 っていう過去形な言い方が気になるところです。。

一方、耕介は繭のために仕事も全部やめて、海外行くことを 決めたんですよね。。そして耕介が繭の「お父さんじゃなくなった」 のは12じゃなくて、14からだったようですが、想像より 2年遅かったことに少しホッとしたりもしました。

耕介と一緒に海外に行くと決めた繭が、羽村への手紙の中で書いてい た「自分は普通じゃないのに普通を望んでしまった」ということが とっても痛かったです。。繭は結局、羽村が自分を必要と してるということが感じられなかったのかもしれませんね。 羽村と一緒にいながらも淋しかったのかも?なんて思ってしまいまし た。でもとにかく、繭の手紙を読むナレーションがすごく良かったです。

でも羽村が空港でいきなり耕介を刺すとはびっくり!! 藤村の言ってた「人を愛すると狂う」っていうのがまさに 羽村にも当てはまってしまったんですよね。 でもあの刃物を持っていたということは、 繭からの手紙を読む前、家を出る時から刺すことを 決めてたっていうことなのかなぁ。。



9話 禁断の愛を越えて

直子の家で繭が見たもの、、あれって、8mm テープだったような 気がしたのですが、直子の家にあったものは VHS 。。 確か「それは原本だ」って言って、8mm を渡していたような 気がするのですが、その部分がイマイチよくわかりませんでした。。 でもすぐに処分すればいいのに〜!と言いたくもなりましたが、 おかげで、繭がそのことを知ってしまって、繭がテープを 取り返しに行ってくれて。。でもロッカーを見たら、 「91」「92」「93」って、、1年に1人ターゲットが いたということなんですよね。。それをコレクションしてるなんて 怖すぎです!いつからやっているんだろうか。。 しかも「生徒との恋愛なら面倒になったら捨てればいい」って そんな理由で生徒に手を出す藤村って一体。。(-_-;; こんなことを聞かされた羽村は自分も生徒相手なだけに、 同類にされるのは心外ですよね。。

でも「誰かに愛されたかっただけ」という藤村には 少し哀れな気もしましたが、自分で自分をナイフで切るのは かなり痛かった。。 でも、あれだけ生徒に人気があるんだから、接し方次第で いくらでも本当に愛し合える関係になれたと思うのに やり方が間違ってるだけなんですよね。。

追試のシーンはかなり気まずい。。と思っていたのですが、 繭って「いっぱい」っていう言葉をよく使いますよね。 「いっぱい待ったの」とか「いっぱい嫌われると思った」とか。 この表現がいつもかわいいな〜と思います。 そして、あの日のことも「知られたくなかったけど、ホッとしてる」 っていう気持ちはとってもわかるような気がします。 どこかで助けて欲しいと思ったから、あの手紙を入れ続けたわけ ですし。。でも「こんな私、嫌だよね」と言った後に、 「私、先生のこと大好き」って明るく言える繭はやっぱり かわいい〜〜。

で、新庄が自分の後先を考えずに直子のために藤村を 殴った後に言った「俺が助けてやらないと、誰が助けてやるんだって 思った」のセリフは、羽村にも全く同じことが言えますよね。

羽村にとって新庄の存在って、すごく大事だと思うのですが、 次回作では、この新庄に当たる人っているのかなぁ。。? いるとしたら誰なんだろう?なんて思ってしまいました。

そして、羽村は決心して繭の家に行き「彼女を愛しています」 とまで言って。。今まで繭のことを「愛しいと思う」という 表現はあったりしましたが、ナレーションは別にすると はっきり聞いたのは初めてのような気がします。 そうしたらどうやら「愛している」という言葉を使ったのも 羽村の人生で初めてだったようで。。それはちょっとすごいことかも しれません。

そして、家を出ることを決めた繭ですが、自分はビジネスホテルに 泊まっちゃうところが羽村ですよね〜。 1日や2日のことじゃないんだから、最初から一緒にいれば いいのに〜。(笑)でも別々に寝てましたが、、繭は羽村ネコと一緒 に寝てたので、羽村にも繭ネコと一緒に寝てて欲しかったな〜なんて 思ってしまいました。(^^;

でも羽村の本音として「愛してる」とは言ったものの、 繭に嫌悪感があるというのは、すごく自然な気がします。 あっさり「気にしてない」なんて言うほうがよっぽど嘘っぽい と思うので。そして、その嫌悪感のせいで、自分はホテルに 泊まったのかもしれませんね。。

今回のタイトル「禁断の愛を越えて」っていうのは、「羽村と繭」の禁断の意味と 「二宮と繭」の意味と両方あるのかなぁ。。?



8話 隠された絆

図書館でのネコの人形劇がかわいいー!あのシーンすごく好き! 家庭科が得意でもないのに一生懸命作ったところが またいいんですよね〜。そして、「私のこと避けないでね」って 言った繭がすごくかわいい!!

新庄は息子と離れることになってしまったけど、 あの子もどちらかというと父親の方が好きそうに 見えるんだけど、子供には選べないのかなぁ。。

それにしてもあの教育実習生なに〜〜? 本当、やることなすこと、全て嫌な感じ!! 極めつけは、カンニングまででっちあげるってどういうこと?? 絶対許せない〜〜!!でも羽村は「彼女はカンニングなんてしない」 ってわかっているというか、信じてあげてるところは 良かったと思いますが。。

繭が「私にしてほしいことは?」と聞いて羽村は 「ない」って答えてましたが、それって、 何もしてくれなくても、ただ傍にいてくれればいいっていう 意味だったんですよね。。「傍にいないと淋しい」っていう ただそれだけ。。でもそれってすごーく繭が必要だっていう ことですよね。そういうことは繭にちゃんと伝えてあげて欲しいな〜〜。 「教師をやめたら。。」って考えているんだったら、 そういうことも含めて、はっきり言ってあげられると良かったんですけどね。。

でも繭の家に行ったら、いきなり父親が機嫌良く招き入れて くれた時点でかなり怪しいですよね。 絶対拒否されると思っていただろうに、 羽村も「いいんですか?」って拍子抜けしてたし。。 そこで二宮は自分の仕事について、 「異常」「執着力」「不健康なエネルギー」という 表現をしてましたが、それが全て繭に向けられているんですよね。 想像するだけでも怖い。。

そして、わざとあの状態の繭を見せようとして。。 そして羽村はとうとう繭が「助けて」欲しい理由を 知ったわけですが、あまりにも衝撃が強過ぎましたね。。 もうこれは想像の限界を超えてます!! 多分あの絵を描いた12歳の時から。。という ことなんですよね。あの場面を見たら、絶句する以外何も できませんよね。。 羽村はショックを受けたと同時に、繭が背負っていたものの 重さを感じられたかなぁ。。

でもいきなり夜家にまできて、あの時羽村先生は 何をしに来たんだろう。。?あれを見たら用件も 忘れてしまうと思いますが。。



7話 「狂った果実」

野島さんのドラマにはお決まりのことなので、 今更不思議に思うこともないのですが、あの 羽村先生のナレーションは「いつ」話しているという 設定なんでしょう。。?

羽村に突き放された繭だけど、それでもしっかり授業には出るところは偉い! どういう理由であれ「会えるから」という理由なのかもしれませんが。。

でも、羽村から「あんなことで、あてつけで夜遊びするなんて」ってセリフは 言われたくなかったですよね。「自惚れてる」って言いたくもなるかも。。

そして直子は妊娠までしてたとは!! ただの事故では終わらせられないところが辛いですね。 新庄先生には、直子のことを信じてあげて欲しいな〜。

でも直子が「産む」って言ったらどうしようかとヒヤヒヤしてしまいました。 確かに「中絶」ってとっても怖いけど、あの藤村の子供を産むなんて ことは、考えられないと思うので。。 新庄先生には全て本当のことを話しちゃえ!って思うんですけど、 やっぱりそれは言えないことなのかなぁ。。

もう電話もするなと言った羽村も、ずっと電話を気にしてるんですよね。 こういう電話を待ってるシーンって、携帯電話がない時代ならでは。。な 気がします。携帯電話って、今となってはドラマの必需品ですが、 なければ、ないなりのストーリーがありますよね。

そして、さすがは「誰か1人は必ず死ぬ」という野島さんドラマ。 最後は一瞬、繭も妊娠なのかと思ってしまいましたが。。(^^; 「私死にたくない」のセリフの意味って、目の前で、自殺を見てしまって、 しかもあんなにあっさりと死んでしまったことにショックを受けて、 「死」が怖くなったということかな。。繭は死に至る設定ではなかったですよね。。?



6話 「別れのバレンタイン」

今日の理科室のやりとりが影のキスシーンも含めて、 なんかほのぼのしてて良かったな〜〜。

親の立場から見ると「この時期独特のよくある病気」 って思う気持ちはわかるような気がします。 本人達はいつでも真剣だと思うのですが、 それはなかなか親には伝わらないですよね。 でも「君には繭を受け止めきれない」の意味を 私もこの時はあまり深く考えてなかったなぁ。。

職員室で他の先生にチョコレートを配ってる藤村に比べて、 去年のチョコは自分で買ったっていう新庄先生は やっぱりいいな〜。他の先生は藤村に貰ってたけど、 新庄先生はそういうことはしないってことなんですよね。

繭は停学処分で、家庭教師に見張り付きの中、 なんとか抜け出すことができたのに、羽村は来てなくて。。 それでも、明るく留守電で実況中継しちゃうところが かわいいですよね〜。さすがに11時半になって、 留守電も入ってなければ、帰っただろうと思ったら、 父親からの電話。そこから慌てて学校へ向かう羽村ですが、 繭が「遅くなっても来てくれる」って信じて 待ってるところが良いんですよね〜〜。 繭の性格が、わざと拗ねたりするようなタイプじゃないのが、 とっても良い気がします。

それなのに、、「もう2人では会わない」と言われちゃって、 翌日も嘘の報告をしなくちゃいけなくなると、 さすがに繭もショックですよね。。 羽村さえ味方でいてくれたら、他のどんなことでも 耐えられそうに見えたのに。この日から 笑わなくなってしまったというのも、とってもわかる 気がします。さらにバレンタインがああいう結末だと これから毎年バレンタインにトラウマができそうで 心配です。。



5話 「衝撃の一夜」

なるほど。。お互いの中に自分を見るということは、 繭の中には自分がいるって思えるようになったってことかな。 それで、全てのことに自信を失いかけていた、自分の存在価値というか、 居場所を見出せたってことなのかもしれないな。。

塩酸での火傷の痕が残ったのは、気になるところですが、 繭にとっては実はそれほど嫌ではないんじゃないかな〜?なんて 思ってしまいました。羽村先生との想い出の、、っていう意味や「私が守った」という 意味ももあるんじゃないかなと。。

今回、映画に行く約束をする時の繭と羽村のやりとりとか、結構好きでした。 でもあの 1500m のシーンは私は自分が長距離苦手なのもあるので、 繭が必死になって走ってるのを見てたらちょっとうるうるしてしまいました。 でも最終的には1位じゃなかったのに、映画に行ったような。。?(^^;

そしてその後、海にも行ったようですが、時計を壊されて怒る羽村に 「だって時計ばっかり見てるんだもん」って言われてしまうと、 何か繭だけが悪いわけじゃないような気になってしまうから不思議です。。 個人的にはこのセリフがとっても好きで、繭の気持ちがすごくよくわかる部分だと 思います。でも結局1人で帰ろうとする羽村ですが、駅に付いても気になってて 切符を買って改札にまで行くけど、結局最終電車に乗れなくなってしまうのが 良いところなんですよね。

そして、「ごめんなさい、壊れちゃったみたい」って繭に時計を持ってこられると、 さっきまで怒っていたけど、急に愛しく思えてしまう気がします。 ホームで「俺は教師だぞ」って自分に言い聞かせてたのも、だんだん繭に気持ちが 傾いている自分を「まだ」認めてなかっただけなのかもしれないなぁ。。

帰らないことを父親に電話をする繭ですが父親が「友達と一緒なんだろ?」と言うのに 繭の方が「好きな人と一緒にいる」と答える。こういうところも普通と逆ですよね。 普通は「友達と一緒だから」って言っても親の方が疑うって感じなのに。。

で、2部屋の予定が1部屋しか空いてなくて、、というのは結構お決まりのパターンですが、 結局一緒に泊まることになってしまったけど、やっぱりこの段階で、羽村は繭のことを好きに なっていたんですね。繭が羽村のことを好きなのはすごーくよくわかっていましたが、 羽村が繭を好きなのかどうかは、それまではっきりわからなかったのですが。。

この段階では、2人は一応「幸せ」な状態ですが、 繭の「本当の私を知っても嫌いにならないでね」この言葉の 意味するところが、今後の展開になっていくんですね。。

藤村は、テープを返すと言ったけど、やはりダビングしてたようで。。 そう簡単に返してくれるとは思えませんよね。でもこの藤村も、実は「ただ愛されたい」だけで行動しているような面も見えますね。。確かに生徒には人気があるけど、 それは表面的なことだって藤村自身が気づいているのかもしれない。。

このドラマって、高校生と先生だから「禁断」になってしまますが、 今、真田広之と桜井幸子が普通に恋愛ドラマをやったとしたら、 ぜ〜んぜん違和感ないですよね、きっと。そう思うと、立場とか、人間の出会い方とか、 そういうもので、結構狂ってきてしまう部分ってあるんじゃないかな〜なんて思ってしまいました。



4話 「僕のために泣いてくれた」

男性教師と女生徒がいて、その生徒が「先生が〜!」って 泣いたら、誰もが生徒の言うことを信じてしまうかも。。 それはすごく怖い部分ですよね。。

でも繭は羽村を疑うこともなく、佐伯先輩の方が悪いってわかっているというか、 羽村を信じているというか、そういう部分って、いいな〜と思います。 でも、そのお陰で、羽村の授業には結局繭以外は 誰も出席しなくなって、繭にとってはラッキーかな?

でも、繭以外に羽村先生のことを好きな生徒が誰もいないっていうのがとっても不思議。。 あんなに素敵な先生なのに藤村先生ばっかりが人気者だっていうのは。。(^^;

でも塩酸をかけられそうになって、またしても繭が羽村を 助けることになってしまって、これでもう何回目かな。。?

でも、羽村は婚約者に裏切られていたことを知ってからも、 結婚式準備だけは着々と進めているっていうのは複雑ですよね。。 しかも樋口にも招待状を出すっていうのは「俺は何やってるんだろう?」って思いそう。。 そして千秋は何も責めない羽村のことが嫌なんじゃないかな〜? 自分に遠慮しまくってるところもそうだし、「何を考えてるか わからない!」って思っているのかも。でも「結婚するにはいい人だと思った」とかはっきり言う ところがすごい。。その上で「あなたと結婚したい」と言ってしまうところも。ここまで形式的過ぎて しかも「愛なんて意味がない」というようなことを千秋にも教授にも言われて。。 極めつけは「研究室に空きはない」とも言われ、論文のことも開き直られて、 「部外者は立ち入り禁止」とまで言われたら、さすがの羽村も切れますよね。。 婚約解消するのも正解正解!!

そして、自分に自信がなくなってしまった羽村は「俺のどこがいいの?」と繭に聞くわけですが、 「わかんない」とか「忘れちゃった」という返事。でも繭の笑顔を見てると、「まぁ、別にいいかな〜」という 気になってしまいそうな気がします。でもこれは、全てに自信がなくなってしまった羽村にとって、 自分を慕ってくれる繭の存在が大きくなってきたということなのかな。。それで動物園に誘ったりしたのかも? ベンチで繭が買ってきた飲み物を一口ずつ飲んで「甘い」「苦い」と言って飲み物を 当たり前のように交換するシーンが結構好きでした。

でも、「何もかも失ってしまった。。」とこらえきれなくなって、泣いてしまう羽村ですが、 今、羽村にとって、これだけ自分の弱みを見せられる相手は繭しかいないだろうし、 安心できる相手なんだろうな。。そして一緒に泣いてくれたことで、2人の距離がさらに 縮まったのかもしれない。。



3話 同性愛

うわー!! 本放送の時は見逃しましたが、3話目にあの制服を着て エキストラをしている私が思いっきり映ってました〜〜。いやいやびっくり。(笑) 本放送の時はたいして映ってないだろうと思って、あんまり脇まで見てなかったし 録画もしてなかったので。。でも同じ場所を湖賀先生も通るのかな〜と思うと 1月からの放送がかなり楽しみです。(^^)

今回は佐伯先輩がとうとう行動に出て。。 いきなりキスされそうになるのは怖い〜〜。 体育倉庫に閉じ込められた羽村は、繭が助けるかと 思ったのに、朝まであの中に居たとはかなり意外でした。

そのせいで「風邪をひいた」と言われていきなり額を当てる繭にもびっくり。 この間は、指の血をなめたり、結構家族がやるような ことを繭は平気でやってしまう気がします。。

春から研究所に戻れると思っていた羽村ですがどうやら雲行きが怪しい感じ? さらに千秋の浮気相手は樋口らしいけど、同じ研究室の仲間に裏切られてるっていうのは すごくショックですよね。しかも2人が病室で抱き合ってるところを見てしまったとなると、 もう言葉も出ないという感じかも。。しかもその直後に母親から電話が来て、 「問題ない」って言ってしまう羽村はすごく辛い。。。

藤村に夢中の時は、新庄のことを毛嫌いしていた直子だけど、今となっては、新庄みたいな先生って すごく安心できるんじゃないかな。。特に詮索する様子もないし、ただ一緒にラーメンを 食べてくれるっていうのが良い気がします。

でも羽村が繭の父親に呼び出されてしまうとはびっくり。 でもまだ今の段階では娘をとても大事にしている父親という感じで、それほど変な印象はないけど、 「普通」という言葉を毛嫌いするところに何か秘密がありそうな感じ。。?




2話 「嘆きの天使」」

またしても羽村の部屋に入った繭は 溜まっている洗濯物を見て、婚約者はやってくれないのか?と疑問に思い、それをすぐ口にしてしまう。。 羽村は、まだ結婚したわけじゃないから、、と答えるが、自分がそう言いつつも、どこか千秋に遠慮している 自分がいることを感じているのかも? 千秋に愛されているという自信があるのかどうかも不明なところです。繭の「本当に好きなら」の言葉は 痛かったかも。。

それから、授業中に手紙を回すのがなんかすごく懐かしい〜。今だったらメールなのかもしれませんが、 しょーもないことで、手紙のやりとりをするのが 楽しいんですよね〜。 先生に見つからないようにこっそりやるのが特に! しかもクラスメイトが皆協力してくれるっていうのが良いですよね。

そしてお昼のパンのやり取りで 「一緒に食べちゃダメ?」「用がないのにダメ」「用あった」と言って、嬉しそう〜に 服を返しに来るのがかわいいですよね。 自分の分を買い忘れたのは計画的犯行(笑)でしょうけど。

繭は千秋のことを「どうして好きなの?」と聞き、 「どうして?」って自分から聞いておいたくせに 理由を話す=羽村が彼女の良いところを並べる と、 不機嫌になるという。。でもこういう態度を 取られたり、パッと写真を撮って逃げたり。。 このくらいなら、確かにまだ「溜息をつけば、それで済むレベル」かも。

このドラマで唯一微笑ましいのは、 新庄親子と羽村のシーンかな。 羽村が息子にまで突っ込まれてるのがかわいいんですよね。

それからいつのまにかバスケの顧問になって、 羽村が血を出した時にその指を躊躇わずになめる 繭にはちょっとびっくり。さらにその繭を見る 佐伯先輩の目がすごく怖いです! どうやら佐伯先輩は繭に執着しているような感じなので、 羽村を追い出しにかかると。。

そして、今回一番怖かった、藤村と直子のシーン。 視聴覚室の脇を通った羽村先生に「気づいて〜!!」 と叫びたい感じ。しかも襲われるだけでも怖いのに、録画までされているというのが、 物凄く怖いです。。直子は学校を休んでいるみたいですが、立ち直れるのかなぁ。。

そういえば、毎朝羽村の靴箱に「助けて」と入れてるのは繭。。?

繭がタバコを吸ってみたいと思ったのは、 羽村への憧れから来る、大人への憧れでしょうか? でも千秋との絡みで、そのタバコが有効に使われてた気がします。

千秋が羽村と結婚するのは、やっぱり愛情ではなく、 「結婚するには良い人」だからのようで。。 確かに、婚約者との話で「皇帝ペンギン」の話は ちょっとつまらないかも。。でも繭は本当に羽村のことが好きなのに、羽村が好きな千秋がこんな 考え方だとしたら、憎いと思ってしまうかも。 でも、だからといって、エスカレーターで突き落としてしまうのにはびっくり!! 繭は自分の感情に素直過ぎる気がします。 そして、千秋はこのことを羽村に言うのだろうか。。 でも言ったとしたら、自分の浮気がバレてしまうかも しれないから、言わないのかなぁ? でも「私とあなたとどっちの言うことを信じると思う?」と 自信満々だったから、言ってしまうかもしれないなぁ。。わからないところです。

繭も自分がやってしまったことが気になって、羽村に電話をしてしまってたけど、 公衆電話が出てくるのも10年前ならではかも。 繭が、いつの間に電話番号をゲットしたのかはちょっと不明ですが、 「いつのまにか」やってしまうことが多い繭なので、あまり深く考えなくてもいいのかな?

そして、カードが切れる寸前に、羽村からもらった 「自分が生まれた昭和50年の」あの大事な10円を 入れるところがすごく良かったです。。 しかも入れる前に一瞬躊躇って入れるところが。 そして「ペンギンの話が聞きたい」って言われたことにびっくりしなかったのかな? 繭が「羽村がペンギンの話する」ことを知ったのは千秋からだったような。。? でも、ペンギン(に限らず生物関係?)の話をしている時の羽村はとっても楽しそうだし、 それを喜んで聞いてくれる人がいるっていうのは、羽村も嬉しいんじゃないかな〜と思います。

なんかこのドラマって、「ドラマっぽくない」ところが多いのが良い気がします。 普通なら、直子がレイプされそうになるところで誰かが「何やってるんだ!」って 入って来そうだし、腕立て伏せが63回しかできなかったとしても 「まぁ、許してやるか」っていう展開になると思うんですよね。(^^; それが、皆、さ〜〜っと退いて行っちゃって。。 こういう展開の方がドラマっぽくなくて、現実っぽい気がします。 そういう「リアルさ」がこのドラマの良さにつながっているのかもしれません。




1話 「禁断の愛と知らずに」

羽村と繭の最初の出会いは駅。 でも2週間定期が切れていたとしても、新学期なんだから許してくれてもいいような気が。。 学校行かなければ、ずっと電車に乗らないってこともありそうなのに。 そして、この頃はまだ自動改札なんてなかったんだな〜って時代を感じたりもしました。 でも自動改札だったら、、繭と羽村は出会えなかったことになりますよね。。 繭は改札を出られないので、精算機で精算して、1人で改札を出る、、なんて やっていたら、駅長室に行く理由がないですよね。(笑)

でもまだ名前も知らない生徒から「私が守ってあげる」と言われてしまうのは びっくりしますよね〜。でも羽村先生はまだ「変わった子だな〜」くらいにしか 思ってないような気がします。

そして、繭がいきなり理科室に忍び込んで、羽村の靴を脱がし、靴下を脱がし、 さらにネコの絵の落書きまでするとはびっくり。もう繭が気になって、 宮原先生の言ってることは全然耳に入りませんでした。(笑)

教室に戻った繭は自分の足にも同じネコの足を描いてましたが、 上級生?に絡まれて、「その足」を踏まれたということは、 繭にとっては「ただ足を踏まれた」っていうのとは違うんですよね。。 そこで仕返しをしてしまうところに、繭の思いの強さが現れてるような気がしました。

まだこの頃は、「ストーカー」という言葉はなかったと思いますが、繭が羽村の 後を尾つけていくのは、明らかにストーカーっぽい気も。。(^^; そして、部屋にまで入れてもらって、羽村がもらってきた手紙を強引に見ようと したり、千秋が来た途端に不機嫌になって「帰る」って言うところなんかを見ると、 繭はものすご〜く独占欲の強い子なのかな? まぁ、確かに自分が作ってきたお弁当を出そうとした瞬間にやって来られたら、 ムッとする気持ちもわかりますが。。

でも婚約者といいつつ、羽村が千秋に対して敬語で話してるのを聞いて 「好きなの?」って聞いたのかなぁ。。?それとも、羽村を好きな繭だからこそ 気づいた直感的なものでそういう発言をさせたのかな。。? 普通「結婚する」って言ったら、好きに決まってますよね。それをあえて聞くところが 繭なのかな。。しかもそれに対して即答しない羽村は、照れなのか、繭のことを考えてなのか、 実は千秋のことを本気で好きではないのか。。?どんな風にも感じられる「間」だったような 気がします。そして最後の「バカ!」は羽村にしてみたら「???」状態かも。 「何を言ってるんだ、この子は?」って思ったかもしれません。 ただ1つ気になったのは、あのお弁当はいつ作ったんでしょう? 朝から持ってきてたのかなぁ?それとも、1度家に帰って作って来たとか?? 朝からだとしても冬だから悪くなることはないのかな?(笑)

羽村先生はどうやら教師になりたくてなったわけではなく、婚約者の父親(教授?)に 逆らえなくてという感じ。。?しかも論文で借りがあるということは、 代行執筆ということかな。。この教授は3ヶ月で研究室に引き戻すというようなことを 言ってくれてたけど、本当に実現するのかどうかは、ちょっと怪しい気がします。

繭の父親は彫刻家か何か。。? でも、モデルの女性が妊娠していると知った途端に態度が急変するのは 女性が妊娠するということに何か嫌な過去でもあるのかなぁ? 単に他の男の影があるのが嫌なのか?どちらにしても怖い雰囲気だと いうことに変わりはないですね。

新庄も昔は優しい先生のようでしたが、息子の足を生徒に傷付けられたとなったら 性格が変わってしまっても無理はないかも。でもあの息子がとっても明るくて良い子なのが 救いな気がします。

そして生徒に大人気の藤村先生ですが、直子は藤村のことが好きなんですね〜。 でも生徒からもらったマフラーはどんなに気に入ったとしても使わない気が。。(笑)

全然関係ないのですが、最後の電車で羽村先生の前に座っていた2人組が いきなり席を立って、扉側に行ったエキストラがちょっと不自然?(笑) すごく混んでいる電車で次の駅で降りようとする人ならまだしも、あんなに空いてるのに、 しかも全然次の駅に到着しないし。。(笑)

でも後日、千秋が別の男とホテルに行くところを目撃した繭が 羽村の帰りをずっと待ってたのは、自分が先生に会いたかったという理由も もちろんあると思いますが、婚約者に裏切られている羽村を守りたいっていう気持ちも あったんじゃないかな〜と思います。前半で言ってた「私が守ってあげる」っていうのは 簡単に言った言葉ではなくて、すごく本気の言葉だったのかも。

「3ヶ月間適当に教師をやればいいや」的な羽村が、「適当に」どころか、大きく 振り回される予感を感じる1話というところでしょうか。。