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No.648■白い影(SPドラマ)
投稿時間:2003/01/05(Sun)
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最初は「見なくてもいいかな〜」なんて思ってたのですが、結構はまって、結構泣けました。(^^;かなり前に、SPをやるって聞いた時は「直江は死んじゃったのに
どうやってストーリー作るの??」ってすごく疑問だったのですが、倫子と出会う前の話っていう展開が珍しくて、意外性があって良かったです。

倫子と出会った時の直江がどうしてあんな死んだような目をしていたのか、なぜあんなに無関心そうに見えるのか、なども直江の過去を知ったことによって、「なるほど〜」と思える展開でした。

真琴の治療をしながら、嘘を付き続けなければならなかったわけですが、医者って、やっぱり大変な仕事ですよね。「治して当たり前」みたいなところがあるし、告知するかどうかも、難しい判断ですよね。私は自分だったら「告知して欲しい派」なのですが、16歳の真琴には、希望を持たせた方がいいと思うし。。嘘を付き続ける周りもかなり辛そうです。七瀬の奥さんの「最後に嘘を付く顔を見たくない」っていう意見にもとっても納得でした。

そして、医者にとっても、思い入れの深い患者っていうのがあるんですね〜。恋愛感情とか、患者に「特別な感情」があれば思い入れが深いのは当然ですが、今回のように「患者として」特別な場合も多いんだろうな〜なんて思いました。

自分の病気のこと、もう助からないことを前から知っていたのにはちょっとびっくりでした。それと、自分と同じ病状の患者が居たことも。。

でも病気になった時って、「誰にも知らせたくない」と思うのと同時に、「誰かに知っていてもらいたい」って思うんじゃないかな〜と思うので、七瀬先生がそれを知ってくれたときは、ホッとしました。

七瀬先生は自分の手で直江を救いたいと思ったようですが、七瀬病院の人たちは、優しすぎましたね。。あれでは、直江が「甘えてしまう」というのも納得です。「手を尽くされるより、尽くしたい」という直江は、立派な医者なのかもしれません。ただ、あの苦しみ方は、ちょっと凄過ぎですね。あれを目の前で見せられたらベッドに縛り付けたくなるかも。。

東京に移った直江は、もう自分が誰かを好きになることなんて、考えてもいなかったんだろうなぁ。。倫子と会ってた時も、どうしても直江が倫子のことを好きなように見えなかったのは、こういう理由だったんですね。2年前の放送を見ていた頃は、「君は本当に倫子が好きなのか?」ってかなり疑問だったのですが、自分が誰かを好きになっても、その人を幸せにしてあげることなんてできないって、わかってたんですよね。

最後倫子の息子が出てきてましたが、名前は直江と同じ「ようすけ」にしたんですね。。でも倫子は直江のことをずっと「先生」と呼んでいたので、息子を「ようすけ」と呼べることが嬉しいのかも。。

やっぱりSPを見て良かったです!