脚本：秦建日子
演出：岩本仁志、佐久間紀佳
Ｐ：伊藤響
キャスト：阿部寛、浅野ゆう子、須藤理彩
1/15〜

阿部ちゃんは、こういう役やっぱり面白い〜！！なんか「トリック」の上田教授を思い出させるようなタイプでした。最初に良子と会った時の「全然当たってない推理」とか。。（笑）

でも須藤さんはちょっとすごいメイクでびっくり。。有働が「ロバ」って突っ込みたくなるのもわかるなぁ。

質問をした後に「思った通りだ。。」っていうのは有働の口癖？というか作戦？こんな風に言われたら、「え？何が？」ってドキッとさせられますよね〜。

最初法廷に出てきた帽子は絶対ニセモノだって思いましたが、あの帽子は、埋めるくらいなら燃やしちゃえばいいのに。。(^^;

エンディングで階段を登っていくシーンを見てたら、阿部ちゃんって、ルパンっぽい雰囲気があるのかも？なんて思ってしまいました。

弁護士もののストーリーって大好きなので、今回のドラマにも期待していたのですが、期待通りでした！

なんか突然有働弁護士事務所は３人になったんですね〜。裁判のシーンが短かったのと、ドンデン返しがなかったのがちょっと残念でした。「子供は邪魔」という言い方をしていた母親が最後子供と会って泣くシーンも、心境の変化がイマイチよくわからなかったし。。有働と良子のやりとりは好きなんですけどね〜。１話みたいな展開の方がいいな。。

最初、希の判決が「無期懲役」と出て、希が涙を流していたのは、てっきり「悔し涙」かと思ってました。。

しかし、、またホストに貢ネタ？（笑）なんか最近多いですね〜。

空き巣の件で依頼されたのに、殺人の方を暴いてしまった結末には「弁護人がより重い罪にしていいの？」なんて思ったりもしましたが、「自分は空き巣の件で依頼を受けたから、空き巣の無実を証明した」って言われると納得ですね〜。犯行時刻と全く同じ時間に、別の軽い事件で検挙されるというのは、うまくいけば、一番確実なアリバイなのかもしれません。そして、あの包帯は絶対怪我だと思っていたのに、実際は鍵を隠すためだったというのも、意外性があって良かったです。

最初は「空き巣の件の弁護」をして、今度は「殺人の弁護」をして「死刑を免れたい」というのが目的だったわけなので、「無期懲役」になったというのは弁護人的には良かったということなんですね。こういう展開は結構好きでした。

でも阿部ちゃんの喋り方って、結構聞き取りにくいと思うのは私だけでしょうか？車の中で「灯油１リットルで。。」って言ったシーンは全くわからなくて、３回くらい巻き戻してしまいました。(^^;

相変わらず俊哉の存在意味がよくわかりませんが。。今回みたいなトリックものはやっぱり好きです。下川が、チェーンのかかった家に忍び込もうとするところはかなり強引に思えますが。。チェーンがかかってる＝部屋に人がいるってことですよね？(^^;

チェーンを閉めたのは、被害者自身というのはかなりすぐわかりますよね。そして灰皿に燃えかすがあったのと、取っ手に血のついた引き出しの中に手帳があった時に、全部のトリックはわかってしまいましたが、刺された後に、それだけのことをやったというのはすごいです。(^^;でも、父親が息子をかばった？というのがわかった時には、下川が光一の息子なのか？とまで深読みしたりもしましたが。（笑）あと光一の記憶がなかったというのも何かあるのかとも思いましたが、動揺しただけってことだったんでしょうか？

でも有働が来ていた汚くて袖の短いスーツに対して、奥さんと娘さんが見立ててくれたものだっていうオチは結構良かったかな。。

あの事務所は、窓があってもなくても寒さに変わりはなかったと。。相当寒いってことですね。（笑）

良子が襲われたことと、有働が奥さんを亡くしたことは関係ありそうな気配。逆恨みが原因で襲われたとかそういう感じなのかなぁ？だから、これ以上自分に関わるのが危険だと思って、退院してきた良子にいきなり「出てけ！」って言ったんですよね？後半はきっとその辺のことも明らかになるとは思いますが。。

でも今回は良子が出て行こうとしてドアを蹴ったのがきっかけになって事件解決したような感じでしたが、相変わらず俊哉は何も役立ってないような。。？病院で良子に付いててあげたくらい？今回のトリックも大したことはなかったですが、やりとりなんかはやっぱり好きですね〜。左足で蹴った＝左利きって決め付けるのもどうかと思うんですけどね〜。たまたま右足が痛かっただけかもしれないし。（笑）

そういえば、今のところ全部弁護側が勝ってますよね。それなのに検事側はどうしていつもあんなに見下した態度なんでしょう？(^^;最終回になったら「有働さん」って名前で呼んでくれるでしょうか。。（笑）

今回は１話完結じゃないんですね〜〜。それにしても裁判所で殺人事件が起こるとはびっくり！！有働が呼んだ証人が殺されてしまって、過去のトラウマ？が蘇るという感じでしょうか。。良子も美智子から聞いたことを冗談ではなく本当だと気づいたかもしれませんね。

１つ笑ったのが「ムーミン谷」。もう言いたい放題ですね〜。（笑）

「雨の日」の日記は、「体育館で走った」という選択肢は、、ない。。？(^^;でも今回美智子が有働の代理人になってくれたとはびっくりでした。そして「異議あり！」で時間稼ぎしてくれるなんて優しい〜。これ以上、有働の周りで被害者を出さないため、、ということなんでしょうか。。

今回「保険証の交換」の話が出てましたが、確かに保険証って、写真も付いてないし、証明が難しいですよね。盗難にあっても、使われてしまうし。。なんであんな大事なものが、あんなにルーズなのか？って今でも疑問です。

でも、勘違いで娘の親友を殺して、しかも娘は結局自殺で、その原因は自分のせい、、なんて言われてしまったら、ほんと救いようがないですよね。。経過は結構面白かったのですが、終わり方がこれだと、ちょっと後味悪い感じです。。

今日は最初から犯人が思いっきりわかっていて、アリバイを崩すのがテーマか〜。。なんて思っていたのですが、さらに一捻りあって面白かったです！途中で「奥さんが犯人だ。。」ということは気づきましたが、前半は思いっきり騙されました。でもこういう展開は好きですね〜。

確かに「このアリバイは崩せないだろう〜」なんて言われたら普通は「なんとしても崩してやる〜〜！」と思ってしまいますよね。この辺の心理は手品と一緒かも。。

良子が訛る度に「どこ産のロバだ？」とかいちいち突っ込むところや、お金を拾って喜んでるのも結構好きでした。でもここでも脳腫瘍ネタが出てくることにびっくり！（笑）

最初は、みゆきとあの課長が不倫関係で、そのネタで被害者に強請られてるのかと思いました。そして、あの容疑者に「わざと」襲わせたりしたのかとも思ったんですが、ちょっと違ったようでした。(^^;

結局、あの少年たちは偶然襲ったってことなんでしょうか？それにしては随分出来過ぎているような。。偶然だとすると、あの課長が倉庫に潜んでた意味もイマイチ説得力がないような気もします。それとも元々２人で殺す気だったんでしょうか？事件的には、結構先が読めてしまって、あんまり楽しめなかったかな。。でも有働と良子のやりとりとかは、面白いんですけどね〜。

でも、無罪と無実がイコールではないというのは、本来許されないことですよね。

そして予告を見ると、ここにも佐野史郎さん登場ですか〜。スカイハイにも、メッセージにも。。ほんと引っ張りだこですね〜〜。(^^;

でも最後、良子はお見合いをして、赤倉はバイト先で正社員となって、有働弁護士事務所はまた１人になる、、なんていう展開は避けて欲しいです〜〜。パート２が作れるような終わり方を希望です。(^^)

てっきり吉野はあの運転手を殺して、それであえて、有働に自分の弁護をさせて、無罪になるつもりなのかと思ってました〜。それなのに事故っていうオチはちょっとびっくり。。

いつも事務所に入り浸っているあの博士何者？と思っていたので、理由が一応説明されていたのは良かったかな。。本当に誰もが誰かを殺したいと思っている連鎖でしたね。

でも、実際、自分の依頼人が明らかに有罪だとわかっているのに、無罪を主張するっていうのは、やっぱり悩みますよね〜。最終的にはゆりの死によって、溝のあった有働と美智子も、ゆりの言葉によって、少し距離も縮まったようで良かったですけど。。

有働の娘が、吉野に傷付けられたというのがちょっと気になったのですが。。そういえば、結局話だけで娘の登場はなかったですね〜。そして、有働は最後まで、沢登検事に名前呼んでもらえなかったんですね〜。（笑）

このドラマは、期待通り面白かったので ★★★★★ 付けておきます。