脚本：寺田敏雄
Ｐ：伊佐野英樹
演出：清弘誠、片山修、吉田秋生
キャスト：竹内結子、阿部寛、西島秀俊、宮地真緒、陣内孝則、野際陽子

キャストが「適材適所」ですね〜〜。野際さん、陣内さんはもちろん、柴田さんとかも似合ってますよね。野際さんって、何かを了解した後に「ただし。。」っていう役が多いですよね。(^^;阿部ちゃんと向き合ってるのを見ると「上田さん。。」（＃トリック）とか言い出しそうな気がしてしまいました。（笑）陣内さんは、「愛しあってるかい！」（古い？）のキャラが一番好きなので、今回も似たような感じなのが好きですね〜。今回の「取り乱してしまった。。」には笑えました。(^^)阿部ちゃんにはもうちょっとお調子者ぶりを発揮して欲しい気もしますが、それはこれからかな？ヒロインが「ゆみ」っていうのもなんか久しぶり（っていうかほとんどないですよね？）で、最初はちょっと嬉しかったんですが、怒鳴られたり怒られたりするシーンが多いみたいですね。(^^;もうちょっと良い役にして！（笑）

礼次郎と祐美の出会いもかなり強引な感じでしたが、採用もかなり強引。。(^^;でも温泉好きということだったので、柚原に来て、温泉やお料理を満喫して全然仕事をしない。。という展開なのかと思ったら、「魚が嫌い」とは何てもったいない！！ああいう旅館に行ってハンバーガー食べるなんて、温泉旅館に来る楽しみ７割減！って感じです。（笑）

礼次郎が中心というよりは、旅館が中心になるという感じなのかな〜？今のところキャストには結構惹かれてますが、ストーリーにはまだあまりはまれてない感じです。これからかな。。？

今回のテーマは、女らしさ、男らしさ。。ですか。。確かに「女らしく」って言われると、お嬢様みたいな感じを想像しちゃうのかもしれませんが、女将さんが言っているのはそんな意味じゃなかったんですね〜。でも私も普段、朝起きてから家を出るまでの時間って、ほんの２０分くらいでバタバタしているので、ちょっと耳が痛い感じでした。一応化粧もしてるけど、ゆっくりと〜なんて時間は全然ないし。(^^;

でも祐美がケーキをダメにするのは予想通り過ぎましたね。。ケーキに限らず、駅周辺で原稿を持ってないのを見た時は、「どこかに忘れた？」とか心配になっちゃうし、花瓶の傍を歩いてると「また割るんじゃないか？」となんだかとってもヒヤヒヤしてしまいます。(^^;でも、祐美が翌日、あの大雨の中、にケーキを買って来たのを見た時は、「いつのまに。。？」と思いましたが。（笑）あと、礼次郎が柚原にいることも今にもバレそうで怖いです。。

でも相変わらず陣内さんのキャラは良いですね〜〜。口では「俺に付いて来い！」みたいなことを言ってるけど、なっちゃんの前だと立場が逆って感じですし。。でも、なっちゃんとも最終的にはうまく行くといいな〜。(^^)

相島一之さんって、「ダブルスコア」の時も小宮山さんっていう役でしたよね。(^^;彼はそういうイメージなんでしょうか？（笑）

祐美のバイト料が入ったようで、その金額に幸一は怒ってましたが、私はあの仕事で１日５０００円なら良いんじゃないかと思ったんですが。。(^^;２４時間で割って時給を計算するのは間違ってないですか？寝てる時間だってあるわけだし。。それなのに幸一は時給２００円って言い過ぎですよね。（笑）

でも祐美がいくら不安定な生活をしているからって、子供じゃないんだし、お兄さんがそこまで心配しなくてもいいですよね。(^^; 実際頼らないでしょ〜。なので、今回引き抜きに応じようとする理由はちょっと説得力なかったような気もしましたが。。でも祐美と幸一の喧嘩はなかなか迫力ありましたね〜。

ハンバーガーが買えないとわかった時には、これでやっと幸一の刺身を食べるのか？と期待してみたのですが、幸一がハンバーガーを作ってくれたのにはびっくりでした〜。でも絵に描いたようなハンバーガーで、とってもおいしそうで、食べたくなりました。(^^;

今回はいつも以上の仕事を引き受けるかどうか？が礼次郎側にも旅館側にも起きたわけですが、たいていのドラマだと、なんだかんだ言っても最終的には引き受けて、上手く行く。。という展開な気がするのですが、今回は結構現実的でしたね〜。

私は自分が結構断れないタイプなので、今回、どちらの依頼も「なんで断るの？」って思ってしまったんですが。(^^;でも、長谷川さんの方からキャンセルするとは意外でした。。一瞬、かけもちしていたことがバレると礼次郎に迷惑がかかるから。。とかいう理由で「わざと」言ったのかとも思いましたが、本当に作品的に良くなかったってことなんですね。(^^;でもその長谷川さんも連載の方を読んで「素晴らしい」と言ってくれたのは良かったですけど。。

私も断れるようになろう。。（笑）

和也が祐美に、出版社の女性が礼次郎に告白して。。礼次郎と祐美がお互いに相手の瞬間を目撃してるところが何とも言えませんが。（笑）でも個人的には和也に魅力を感じないし、あの出版社の女性は元々嫌い（笑）なので、どちらもくっついて欲しくないですね〜。(^^;でもなっちゃんと幸一だけはくっついて欲しい。（笑）

でも言いたいことを素直に言った経験がトラウマになっていた礼次郎でしたが、今回、女将さんに言われた通り、出版社の人たちを追い返すことで少しは解消されたんでしょうか。。？でも仕事と恋愛は別！？

うーん。。幽霊ネタって嫌いなんですよねぇ。。自分が幽霊というものを全く信じてないので。(^^;しかもオチがあのアシスタントの女性っていうのが、これまたイマイチですよね。でも祐美がせっかく開いた宴会も、柚原の人たちは「仕事だと思ってた」というのはちょっと嫌ですね〜。「私だけ独りでバカみたい」って思ってキレたくもなるかも。。キレ過ぎではありましたが。（笑）

最後、礼次郎が魚を食べて「うまい！」って言うのは、あまりにもお決まり過ぎだし、、今回はイマイチだったかも〜。。

祐美ってほんとお節介というか余計なことばっかりしてるような気がして、ちょっとイライラ。。今回は「出版社からの電話」ということで誤解されまくってましたけど、ちゃんと説明すればいいのに、あんな風に切れられてもねぇ。(^^;まぁ、こちらは引きずらずにあっさり解決してたのでまだ良かったですけど。。そしてその日記のおかげで、女将さんと和也も和解できたようですが、女将さんももっと早く本当のことを言えば良かったのに〜！女将さんは「わかってくれると思ってた」って言ってましたけど、あの日記を読むまでは絶対わからなかったと思うんですが。(^^;結果的には上手く行ったから良かったようなものの、お節介系の話はあんまり好きじゃないなぁ。。祐美が話した母親との思い出っていうのが、本当は思い出ではなくて夢だっていうのは、ちょっと良かったですけど。。

今回は幸一となっちゃんが結婚することになって嬉しい〜〜。真之介も「幸さんにお父さんになってもらってよ」なんて言うとは意外でした。でも最終回まで引っ張らずに、この辺ではっきり結論を出してくれて良かったな〜。

そして、礼次郎と祐美も仲良くなって来て、前半は何事もなくて良かったんですが、そのまま終わるはずはないんですよね。(^^;

確かに、２週間分書きあがったけど、出し惜しみする。。っていうのは、よくありますよね。（笑）私もよくやりますし。(^^;でも渡してしまおう！と思うなら、わざわざ祐美が自分で持って行こうとしなくても「取りに来て」って言えば喜んで来てくれそうな気も。。（笑）もう祐美の失敗を見るのは嫌なんですよね〜。。何から何まで予想通りの失敗をしてくれるし、成長がなさ過ぎるような気がしてしまいます。。

でも最後、礼次郎の「お前がいないと。。」発言は、仕事のパートナーとして？それともそれ以上の意味があるんでしょうか？（笑）

礼次郎が怪我をして、祐美が怪我をして、今度はマンガを真似した子供が怪我をしたって。。しかもそのおかげで、せっかくの受賞を辞退なんてちょっと酷過ぎ！！最終的には祐美の熱弁によって、辞退は免れたようですが、その後で、また祐美が勝手に思い違いをして勝手に怒るという展開は見ていてちょっとイライラ。。思い込み激し過ぎというか、成長がないというか。。(^^;

でも今回、女将さんがなっちゃんのために着物を用意してくれているなんて、感激ですよね〜。特に母親がいない幸一には、尚更嬉しかったんじゃないかな〜。なっちゃんと幸一とのラブラブぶりは、見ていて微笑ましい感じだし、最後は２人の結婚式だといいな〜。

一方礼次郎の方は祐美との関係を「仕事上のパートナー」って強調し過ぎですよね〜。素直になりなさい〜って感じですが。。まぁ、最低でも「７月以降も俺のアシスタントをやってくれ」くらい言ってくれれば良いんですけど。。（笑）

新しい仲居さんを募集したけど、１日しかもたないって。。これって、「今の女将さんのやり方では、存続が難しい」ってことを言いたかったんでしょうか？

そして「月下の道」がとうとう最終回になって、「完」という字を祐美が書くというのがなんとも。。普通だったら嬉しいのかもしれませんが、こういう状況だとちょっと複雑ですよね。でも継続依頼があって、祐美はひたすら拒否してましたが、独断で断るのはどうなんでしょう？？最終的に礼次郎は続行を決意してましたけど、それってファンの要望というのももちろんあるとは思うんですが、礼次郎自身がもうちょっと祐美と一緒にいたいからっていうのもあるのかなぁ？？正社員にしてあげたいっていう理由もあるのかもしれませんが。。

幸一となっちゃんの結婚式を柚原で挙げるというのは良かったですね〜。ただ確かに女将さんの言う通り、なっちゃんの両親との話し合いは、事前にやるべき。。？とは思いましたけど。。祐美が幸一のために貯金をしていたというのは、なんかあんまり良く思えなかったんですよね〜。「他人の心配してる暇があったら！！」って言いたくなったりして。(^^;

最後、祐美の両親の写真を見て女将さんが驚いてましたが、知り合いとかいうオチなんでしょうか？

でも。。今回、TV LIFE に載っていたあらすじとちょっと違うのが気になりました。最終回直前でストーリー変更したとか？？(^^;それとも「また」記載ミスなのかなぁ。。？

礼次郎が続行を決めたのは、前の生活に戻るのが怖かったからですか〜。でもそんなことを言ってたら、全然成長できないですよね。「書き残したことがある」っていう理由はあまりにも強引でしたし。。でも、確かに最終回がイマイチだと、その作品全体の評価がイマイチになっちゃいますよね〜。やっぱり納得の行く最終回を書くっていうのは大事です！なので続行せずに済んで良かった良かった。それにしても、アシスタントの女性が編集長にキスするとは意外過ぎました〜〜！！！

祐美たちの両親の写真を見て女将さんが反応したのは、昔のお客さんだったからなんですか〜。それにしても良く覚えてますよね〜〜。さすがです！！でも柚原の危機になって、銀行がいきなり１２００万円を一括返済って酷すぎ！でもそのお金を「１０年分の前払い」と言って、礼次郎が払ってくれたのにはびっくりでしたが、かっこ良かったです。(^^)でもお礼状が来たお客さんにＤＭを出すっていう案はなかなか良かったですよね〜。やっぱりお客さん側にしてみたら、お気に入りの宿がなくなるっていうのは淋しいと思うし、協力してあげたいと思うかも。まぁ、昔の中居さんたちが戻って来たことまではかなりありえない展開だったとは思いますが。（笑）

でも、連載が終わって、礼次郎と祐美はあれっきりなんでしょうか？？それはちょっと残念〜。

総合評価は★★★にしておきます。