舞台「妻たちの鹿鳴館」





[主な出演]若尾文子、愛川欽也、坂口良子 他
場所:明治座

2月5日、舞台「妻たちの鹿鳴館」を観てきました。
舞台は3幕構成になっていて、幕間に30分くらいずつの休憩が 入り、トータル約4時間くらいでした。

席は3階の一番前だったので、前のてすりに手を置いて 乗り出すように見れたのは良かったのですが、その席からだと、 花道が一部しか見えませんでした。

が、途中で2階席と3階席の左側に、花道の部分を映してくれる モニターが設置してあることに気がつきました。

誰かが花道を通る時だけ、そのモニターの電源が入るという仕組みに なっていたので、一応は見ることはできましたが、見られない部分が あるというのは、ちょっと残念でした。

お客さんの年齢層はやはり高かったです。 「○○会」のような団体が2つくらい入ってました。 雄基さんのファンらしき人を探してみたのですが、全然いませんでした。


衣装について。

雄基さんは花道から登場してきました。 でもその時はまだ、モニターの存在に気づいていなかったので、 お客さんの拍手は聞こえるものの、誰が出てきたのかわからない状態でした。

でもお客さんを見ていたら、1階の1列目と2列目の一部の方 (ちょっと若そうに見えました)が固まって拍手をしていたので、 「ファンの人かな〜?」と思ってみていたら、その通りで雄基さんが登場 してきました。衣装は、ちらしにあるものではなく、紺色のシンプルなものでした。

そして、言葉を発したのですが、、、なまってました。 どうやら薩摩弁という設定だったようです。 その話し方が「誰かに似てるな〜。。」と思ってしばらく考えていたら 「天国に一番近い男」というドラマでの陣内さんの話し方と同じでした。 (ドラマ見てない人にはわからないですね、すみません)

衣装は1、2幕ではずーっと同じで、3幕に入ると、最初はグレーのスーツで登場し、 「背広なんて着ちゃって。。」というセリフを言われてしまうくらいでした。

最後、鹿鳴館のシーンでは、パンフレットに載っている格好で登場しました。 鹿鳴館のシーンは、セットも豪華で、みんなの衣装もすごいので、 雄基さんが登場した時も「おおお!!」という感じですごく格好良かったです。

雄基さんの役は、海軍の中佐で「山本権兵衛」という名前でした。 「名無しのごんべえ」みたいだな。。とか一人で思ってました。(^^;

一番格好良かったシーンは、やっぱり鹿鳴館の舞踏会で、 若尾文子の相手として踊っているシーンでした。 踊り自体は、「一生懸命!」という感じで、あまり優雅には 見えなかったんですけど、(^^; いい感じでした。 踊りは難しいんだろうなぁ。。 でもポジションは、まさに「主役」だったと思います。

その他、物語の展開的に予想外だったのは、若尾さん扮する梅子が、 すごく権兵衛のことを気に入っていて「娘と付き合ってもらえないかしら?」 なんていうシーンがありました。

その時、権兵衛は「僕にも秘密があります」というのですが、その秘密って、 「僕は、あなたが好きなんです!」とかいうお決まりのパターンだと思って いたのですが、見事に外れてしまいました。

結局その秘密っていうのは、「僕は遊郭の女性と付き合っています」 というような内容で、「周りの女性たちの頑張って生きている姿を見て、 自分もその彼女と結婚する決意ができました。」という展開だったのですが。

それから、舞台の中で拳銃を使うシーンがあり、何回か「パーーン」と すごい音がなっていたので、その都度すごく驚かされました。

刀でやりあうシーンもあったのですが、そういうシーンで雄基さんは 絶対負けませんよね。(^^;(この舞台に限らず、ドラマの喧嘩のシーンとかでも)