#結局 No.3 も書いてしまいました。(^^;
2001.4 ファミリー探検隊 ゲスト Part3 ♪大映ドラマは奇蹟を信じる力よ〜♪ 宮:ゲストは引き続きこの方です。今度の肩書きは? き:名作「スクール・ウォーズ」の川浜一のワルとはこの方です。 雄:大木大助の松村雄基です。 3人:よろしくお願いしま〜す 「スクール・ウォーズ2」の映像 宮:5月から「スクール・ウォーズ2」を放送するんですけど、1では不良役、2では コーチ役ですが、役柄の変化によって、気持ちの変化ってありました? 雄:うーん。。やっぱりちょっと淋しかったですね。 パート2は完全なフィクションだったんで、なんかちょっと居場所がないのかなと いう部分はあったかもしれない。 宮:パート2の話が来て、またあの現場に戻れるっていう喜びっていうのは? 雄:ありましたよ。和田さんも梅宮さんも、山下さんも、、あの時の熱い気持ちに なるのかもしれないっていう期待とね、そうは言っても、今回自分の立場が違うから 違う自分を見つけられるかもしれないという期待がありましたね。 愛とは信じ待ち許すっていう、すごくいいセリフがパート1であって、これはほんっと 脈々といまだに俺の中ですごい残ってるセリフなのね。で、パート2に至っては、 どっちかっていうと、パート1、パート2って正直な話ね、気負いがあるよね。 あれを越えなければいけないとか。多分見てた世代の役者が多かったのね。だから 「俺立ちもあの熱さの中に入って行くんだ」っていうのが、端から見てとれましたよ。 き:山下真司さんっていうのは、松村さんの中では、人より違う存在っていうのか。。? 雄:役者 山下真司さんっていうのはね。(少し内容がカット) ほんっとおやじで、、おやじじゃない、、うるさくって、、いや違う、、とにかく 元気な気のいいおっさんなんだけれども、気持ちがだんだんだれることってあるじゃないですか。 中だるみがあったりさ、撮影がきつかったりして疲れがたまってて、そういう時に遅刻が増えて 来たりしたことがあったの。そしたらミーティングがあって、ちょっと集まれと。 「いいか、みんなでここまで頑張ってきて、あともうちょっとなんだから。 で、みんなだんだんだんだん心が離れて行って、セリフがあるない、役柄がだんだん自分のが しぼんできちゃったとか、いろんな思いがあるかもしれない。でも、これはみんなで作って いかなきゃいけない。みんなで作って、誰かが飛び出たからいいってもんじゃないんだから。 とにかく気合を入れてな、最後まで走っていこう」とかいうことを言ってくれたんですよ。 まさに我々は、その点ではですよ。僕らにとっては先生だったからね。 き:歌いながら喧嘩をするシーンがありますよね?(パート1の話) 雄:学校に入った時かな。 き:入学した時 雄:現場のスタッフがおかしがらないんだもん。 (笑) 雄:今こんな笑ったらね、ぶっとばされてるよ。きっと。 「♪流れ流れ〜て〜東京〜 バンバンバン!」とここまで歌ったらね。 これが大映なんだという誇りにさえ思ってるような姿勢で現場が運営されて行ったもので、 我々は、そこに異を唱えたり、疑問を感じたりすることはなかった。 僕は「大映トリップワールド」って言われてますけどね。トリップしちゃって、 あれがもう正しいんだって思って、常識が全てあの台本の中。 宮:役者さんとして、伸びたっていう人が多いのはなぜだと思いますか? 雄:これまで持っていたものとか何かをを、一旦壊されて、再構築される。 その再構築のさせられ方が、嫌なさせられ方じゃない。 それはなぜかっていうとね、真剣に仕事してる人たちだから。 この人たちのこと、信用できるなって気がする。僕よりも寝てない、僕よりも朝早くから 起きて仕事してる。愚痴も言わずにやってる。やることもやれるプロフェッショナル。 それからプロデューサーが先見の目があるんだろうね。何か感じた奴をピックアップするのが 上手いんでしょう。大映テレビ特有のストーリー展開、複雑な人間関係、1回じゃ絶対わからない。 それとか突飛なセリフやらなんやら。それを乗り越えた果てに、何か役者としての自覚を 感じることがあるのかもしれない。 宮:原石が大映ドラマでダイヤモンドになったと。 き:ものすごい激しい研磨機みたいですね。大映ドラマって。ある意味。 雄:(笑)そうそうそうそう。 き:自分ってこんなんだったんだって気づくんでしょうね。気づいた上で、あっちいこうこっちいこうって。 雄:うまい!ものすごい激しい研磨機って、いい例えかもしれない。 き:でもお話聞いてるとそうとしか思えない。 宮:松村さん = スクール・ウォーズ って思っている人が、ものすごく。。 雄:多い多い多い多い。僕はイソップじゃないんですけどね、「イソップ」って呼ばれるんですよ。 僕じゃないんだよイソップは。俺は「イソップ」って呼んでただけなんだけど、みんな何か知らないけど、 「大木〜」とは呼ばないで「イソップ〜」って。 BGM「Tokyo Night」 宮:ちょっと強く言っておいてください。 雄:僕はイソップじゃない! 宮:まぁ、その楽しいお話が聞けたところで、最後に今後の活動を教えて頂けますか? 雄:5月6月で2ヶ月、芸術座で「空のかあさま」という舞台をやります。今時代劇も撮ってるんですけど、 それをやりながら、稽古に没頭して。 宮:松村雄基さんにとって不良役とはなんでしょう? BGM「君との日々」 雄:原点。 「不良役は原点 by 松村雄基」(テロップ) 雄:なんで不良が多いかっていったら、顔がこんな顔だからよ。眉毛の角度がこんなだったりするからよ。 ここの間が狭いからとかいろいろ文句言われて。 宮:たくさんのいろんな役、楽しみにしてますので、頑張ってください。本当にありがとうございました。 3人:ありがとうございました。 終わり