勝手に作ったマルチドラマ



1999年の冬ドラマを、ぜ〜〜んぶひっくるめて1つのドラマを作ったらどうなるかな〜なんていう、はちゃめちゃな思い付きから始まったコーナーです。

気まぐれで作っているので、毎回作るわけではないことは言うまでもありません。(^^;;;


時は 1999年 12月
「音無し可憐2」は呪いのビデオである。このビデオを見たものは13日後に死ぬ という噂が、若葉女子短大で広まっている。

四郎への命題「2015年1月1日午前0時までに、ビデオの噂の真相が新聞に載らなかったら即死亡」と天童。今回は珍しく、やたらと期間が長い命題であった。

早速、第一新聞社 へ行く 四郎。そこで 楓宗一郎 と出会う。そして 宗一郎 に事情を話し、一緒に真相を追うことになった。

彼らは、噂の発祥地である、若葉女子短大 に出向き、そこで ゆうこ と せつこ に出会う。 早速噂のビデオについて聞いてみると、、、

「あ、昨日ちょうど見たよ〜。さっき せつこ に貸したけど。。」と ゆうこ。
「うん。今日これから見ようと思って。。」と せつこ。

「ちょっと待ってよ。。それって呪いのビデオなんでしょ??」と心配で仕方のない四郎。
「そんなの噂だよ、う・わ・さ。面白かったよ。可憐かわいいし〜。」と全然信じていないゆうこ。

「そのビデオ、一緒に見せてもらえないかな?」とどこからともなく天童が現れる。

「ちょ、ちょ、ちょ〜っと待ってよ〜〜。ま〜ったくいつも突然出てくるんだから。。」と四郎。

「お前は呪いのビデオを見ようが見まいが、この命題をクリアしなければ、どっちみち死ぬんだよ!わかってんのか?」と強く出る天童。

「わ〜〜〜〜かったよ。見ればいいんでしょ、見れば。どーせ俺の命なんてさー。」としぶしぶ承諾する四郎。

「よし!そうと決まれば早速見ようじゃないか!」と、張りきり出す天童。

そして結局、ゆうこ、せつこ、四郎、天童、宗一郎 の5人で見ることになった。見てみると確かに、「これのどこが呪いのビデオ??」と思えるような内容であった。しかし見終わると無言電話が。。。

最初はそれほど信じていなかった四郎も、急に不安になり、外に飛び出し、あてもなく走りつづけるのだった。

気が付くとそこは サンタ・ビアンカ・クローチェ修道院 の近くだった。

神の助けを求めて中に入る四郎。そんな四郎を安心させるかのように「神様が守ってくださいますよ」と まりあ は言うのだった。

しかしそれでも不安でたまらなくなり、お酒 で気を紛らわそうとする。

何気なく目についた店に入ってみると「ようこそ、クラブパラダイスへ」と明菜が元気良く迎えてくれたのだった。

しかし、いくら神頼みをしようが、お酒 で紛らわそうが、月日は無情にも過ぎて行くのだった。その間、四郎 と 宗一郎 は何かわかるかもしれない。。と何度もビデオを見直すのだが、手がかりは全くつかめなかった。

ゆうこ がビデオを見た日から13日が経過した。四郎たちよりも1日早く見ていたゆうこには、何の異変も起こらずに、無事に14日目を迎えることができた。

しかし、四郎たちがビデオを見た日から13日後、せつこ が突然の心臓発作を起こしてしまう。

慌てて救急車を呼び、救命救急に運び込まれる せつこ。優秀 な医師である 進藤先生 をもってしても原因は不明で、まもなく せつこ は死んでしまうのだった。

その話を聞いた、せつこ と同じマンションに住んでいた ひなこ は「事件だ!」と大騒ぎ。
「専業主婦は口出しするな〜」という 立花刑事 の言うことなど、全く聞かない。
そしていつものように事件の説明をする立花刑事に向かって「立花く〜ん、、これは事件なのか? ただの心臓発作なんじゃないの?」と、野島課長。
それに対して「これは立派な事件です!」と譲らない 立花刑事。

しかし、これは思いのほか捜査が難航し、刑事課強行犯係 の手には負えなくなってきていた。

そして担当が 警視庁捜査1課 特殊犯係 にうつることになった。

ビデオを何度も見た結果、月島 は「呪いのビデオだ」ということを突き止め、呪いを解くために犯人の心理分析を始める。が、、ここでも思うように進まない。

犯人の過去 に何があったのか? を喫茶店「古時計」で考え込む 月島。そしてたまたま店に来ていた 篤 は、その話を聞いてしまうのだった。だが、その時の 篤 に何かができるわけでもなかった。

そして1999年12月31日、篤 は死んでしまった。篤 が目覚めると、そこは1995年12月23日だった。過去に戻ってきている。。ということを悟った 篤 は、1999年12月31日に 古時計 で聞いた呪いのビデオの話を思い出した。もし本当に呪いのビデオで、見た人が13日後に死ぬとしたら、大変なことになってしまう。。そう考えた 篤 は「今のうちから気にかけておけば、出回ることを防ぐことができるのではないか? と思い付くのだった。 が、、篤 の努力も空しく、やはりそのビデオは出回ってしまうのだった。そして、四郎 や 宗一郎 がその謎を解こうと四苦八苦しているのも、1度目の人生と全く同じだった。

結局その事件は迷宮入りとなり、警視庁捜査1課第2係 のところにまわってきた。 命題の期日まであと8日と迫った、2014年、12月23日、四郎らは依頼にやってきた。

過去の資料や、呪いのビデオ を何度も見た 柴田 は突然「呪いを解く方法、わかっちゃったんですけど」と言い出す。

「なぜ、同じビデオを見たのに、せつこ さんだけが被害者になり、ゆうこさん、四郎さん、宗一郎さんには呪いがかからなかったのか?」と、説明を始める 柴田。
「それは俺も不思議なんだよ。。どうしてだろう?」と全くわからない四郎。

「あのビデオはですね。。1度見ると呪いがかかります。そしてもう1回見るとのろいが解けます。そしてその後は何度見ても、もう呪いはかからないんです。」と説明を続ける 柴田。

「なるほど、それで何度見た俺たちは、大丈夫だったんだ。。」と力が抜ける四郎。
「はい。そして ゆうこさん も自分が見た後に せつこさん に貸そうとしていた。そこへあなたたちが現れて、ビデオを見たいと言ったために、ゆうこさん もなんとなく一緒に見ることになった。違いますか?」と分析を始める 柴田。

「そ、そういえば、そうだったな。。」と思い出す 四郎。
「だから、1度しか見なかった せつこさん だけが呪いにかかってしまったのです」と結論する 柴田。
「なるほど。。じゃ、すでに見てしまった人は13日以内に、最低あと1回同じビデオを見ればいいってこと?」と訪ねる 四郎 に「そういうことになりますね」とあっさり言う 柴田。

「でもどうして2回見れば呪いが解けるってわかったんですか?」と質問する 四郎。
「だってタイトルが「音無し可憐2」ですから。。」と、言いのける 柴田。

「。。。。。。」余りのトリックに黙り込む 四郎たち。

「おい、四郎! 何ぼーっとしとる!時間がなかとよ!!」と、またまた突然現れる 天童。

我に返った四郎は、宗一郎に頼み、大急ぎで新聞を発行するのだった。
そしてようやく命題が終了。。。

「カーーーーーーーーーーット!」といつものように派手に、カチンコのリアクションをする 天童。

「10秒前だ、危なかったな〜。今回のはちょっと長かったからな〜。「継続力」クリアだ。」と、手帳に書き込むのだった。そして

「次の命題は、2015年1月8日、午前10時までに自己破産希望者を助けられなかったら即死亡!」

= 完 =


★ 要素登場ドラマ ★

オーバータイム、ボーダー、可愛いだけじゃダメかしら、救命病棟24時、天使のお仕事、お水の花道、夜逃げ屋本舗、リング、ママチャリ刑事、天国に一番近い男、ケイゾク、君といた未来のために。



かなり強引に 要素 を詰め込んだところも、た〜〜くさんありますが、
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。_o_